アイヌと縄文 ――もうひとつの日本の歴史 (ちくま新書) 作者:瀬川拓郎 筑摩書房 Amazon 7月に北海道の礼文島に旅行に行ったのだが、その前に読もうと思っていたのに、結局帰ってきてから読み終わった。やっぱり読む前と後では印象が変わっただろうなあ、と思うと、もう一度どうにか行きたい、と思ってしまう。 縄文時代(それより少し前かも)からの北海道の歴史を、とても丁寧に書かれていると思う。この本を読むと、人間つきつめていけば、何人とか何系とかもなく、同じところに辿りつくんじゃないのかなあ、と思うのだけれど、どうして分けて考えたり、ないものとして考えたりするのだろう、と疑問がわく。 北海道は、当た…