中国系米国人作家。1997年、南京事件(南京虐殺)を扱った『レイプ・オブ・南京』を刊行し、記述内容の真偽をめぐって物議を醸した。その掲載写真が全て捏造だという批判もある。2004年自殺。享年36歳。
『ザ・レイプ・オブ・南京〜第二次世界大戦の忘れられたホロコースト〜』(アイリス・チャン著)の洋書を読んでいなかったら、私は日本に移住していなかったでしょう。 この本は、日本帝国軍がアジア諸国を侵略した歴史と、その歴史的事実を隠蔽しようとしてきた戦後日本の姿勢などが書かれています。 私は短大生だった21歳の時にこの本を読んで衝撃を受け、「日本人」としてのアイデンティティが音を立てて倒壊したのを覚えています。 それまでの私は「あの子は日本人だから関わりたくない」とアジア人の生徒から陰口を言われた経験が中学生の時に一度あったくらいで、日本がアジア諸国を侵略したということはうっすら聞いたことがある程度…