『シンデレラ』を初めて観たときの衝撃は忘れられない。 僕が『シンデレラ』を初めて観たのは大学生の時で、もういい大人になっていた。 男の子兄弟だったこともあり、プリンセスものはディズニーオタクになってから自分で買い集めて見るようになったのだ。 性格が子供っぽいとはいえ、20代前半の男性に衝撃を与えるようなクオリティがこの古い映画にはある。 戦争や短編ものの不発により経営難に陥ったウォルト・ディズニー社で1950年に公開された『シンデレラ』は大ヒットを巻き起こしディズニー社を救い、再びディズニーの黄金時代を築く。 作品そのものもプリンセスものの最高傑作と言っていい出来で、色褪せない輝きを持っている…