6年ぶりのアキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。テーマが恋愛だったけれど、労働者シリーズに入ると思う。ほぼ無表情な男女の心情を、時折差し込まれる歌が表現していて、しずみがちな時に救いもある良い曲でした。久しぶりの新作はなんだか優しさというか柔らかさを感じました。あと時折背景に現れる映画のポスターのチョイスがニクい! 監督独特の湿っぽいライティングも、沈黙のユーモアも健在で好き。たった一言だけ発せられただけだったけれど、世界情勢を憂いているメッセージは強烈でした。 ユーロスペースは、特集上映「愛すべきアキ・カウリスマキ」…