アキ・カウリスマキ。 フィンランドの映画監督。 兄のミカ・カウリスマキも映画監督。 若い頃にはペンネームをいくつも使って映画雑誌を作り、ゴダール論などを書いていたらしい。
写真は『過去のない男』2002年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞時のもの。
カッティ・オウティネン(2002年カンヌ主演女優賞) マッティ・ペロンパー(トリュフォー:レオー=カウリスマキ:ペロンパー) マルック・ペルトラ(ペロンパー亡き後のカウリスマキ映画の要) ら、カウリスマキ組の怪優たちのキーワードもつくろう!
2003年3月の公開時に鑑賞。 向き合っている時はじっと目を見つめていたにも関わらず、別れる時はまるで振り返りもしない。そんな場面が何度も出てくる。そしてちょっとしたタイミングがなんとも風変わりでありながら、けっして居心地の悪さを感じさせないタイミングということに観終わったあとに気が付く。登場人物はだれも若くない。でも老成しているわけでもなく、普通に淡々と暮らしている。日頃自分が若さと強さが善と決め付けいたことに、はっと気が付く。そして自分の心の狭さに少し恥じ入る。 普段自分の生活の中にない色の数々が新鮮だった。それは男のシャツの赤、グリーン、ブルーだったり、デートのためにかりる車の色であった…
少しネタバレしていますし、少しdisっちゃってるかも。 新宿シネマカリテにて鑑賞(カリテ メモリアルセレクション) 舞台は現在(2022年?2024年?)のフィンランドの首都ヘルシンキなのですが、携帯電話(多分スマホじゃない)やパソコンがチラっとしか登場せず(これはわざとだと思います)、街の風景、家屋や部屋といったものが1950年代のB級SF映画或いはかなり昔の東欧映画(東西冷戦の頃)を思わせるようないでだちで、物語は全くSFとかではないのですが、若干異質なものを感じました。あ、藤子不二雄風の少し不思議という意味のSFかもしれません(マジで)。 ただ、数カ所かな、今風な街の風景とかがあったりし…
引用元:amazon.co.jp 舞台は1960年代のフィンランド ヴァルト(マト・ヴァルトネン)は、コーヒーと煙草を切らせることができない いい年をして、実家で母親とふたりで仕立て屋の仕事をしている ある日、母親がコーヒーを切らしていることに腹を立てたヴァルトは、母親を収納部屋に閉じ込め、ハンドバッグから現金を抜いて家を飛び出す ちょうど車の修理を頼んでいた修理工のエレイノ(マッティ・ペロンパー)、修理がちゃんと出来たか確認するためにと言って、ふたりで宛ての無い試運転に出掛ける その日の夜、立ち寄ったバーで、エストニア人のタチアナ(カティ・オウティネン)とロシアから来たクラウディア(キルシ・…
引用元:amazon.co.jp いくら観ても飽きない、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品 本作は1986年、長編3作目ということで、初期作品ではあるけれど、労働者階級の生活を描いたストーリーや、マッティ・ペロンパーやカティ・オウティネンらを起用したキャスティングなど、カウリスマキ映画の骨格が既に出来ている ゴミ収集車の運転手ニカンデル(マッティ・ペロンパー)は、無口で不器用な男 仕事以外には、酒と煙草、後は同僚とカードで遊ぶ程度 ある日、調子の悪い車のボンネットを開けて具合を調べていたところ、手首を少し切ってしまう その後に立ち寄ったスーパーで、レジの女性イロナ(カティ・オウティネン)…
引用元:amazon.co.jp アキ・カウリスマキ監督の映画を観ると、いつも 「ああ、また観てしまった」 と後悔してしまう もちろん、内容には大満足しているし、何度か観直すというのに、まだ観ていない作品が減ってしまうのが悲しいのだ フィンランドの北、ラップランドにある炭鉱の町に住む男・カスネリン(トゥロ・パラヤ) 閉山に伴い、他には何も無い町では、自動的に無職になってしまう 父親は、大切にしていた車(幌の壊れたオープンカー)をカスネリンに譲り、自ら命を絶つ 取り敢えず全財産を持って、その車で南に向かうカスネリン(めちゃくちゃ寒そう!)だったが、途中の町でハンバーガーを買っている時、質の悪い二…
引用元:amazon.co.jp カウリスマキ監督、初期の作品 近年の「街のあかり」や「希望のかなた」といった、情緒溢れる作品と比較すると、やはりプリミティブというか、エッジが効いているというか、ロックなプロレタリアート作品 時間も69分と短く、駆け抜けるように観終わってしまう マッチ工場で働くイリス(カティ・オウティネン)は、同居する母(エリナ・サロ)と継父(エスコ・ニッカリ)が、彼女の稼ぎをあてにして働かないので、給料のほとんどを家に納めていた 料理までイリスの担当で、母たちは黙って食べるだけ 特別可愛くもないイリスは、ディスコに行っても、男性から誘われることもなく、退屈で単調な毎日を送っ…
「虫けらを殺して 自分が虫けらになった」 原題は「Rikos ja rangaistus」 アキ・カウリスマキ26歳のときのデビュー作 ドストエフスキーの「罪と罰」を80年代(冷戦時)のフィンランドを舞台に 罪とは(赦しを十字架に請うのではなく)人間社会の法に委ねるべきだという 現実的翻案 アキらしいユーモラスさはまだ控えめでしたが、私的には良かった 原作を読むよりわかりやすいですしね(笑) 冒頭からゴキブリを包丁で殺すシーンがあり それがラストの「虫けら」のイメージに繋がることになります ヘルシンキの食肉加工工場で働くラヒカイネン(マルック・トイッカ)は 実業家ホンカネン(ペンティ・アウエル…
三月並みの暖かさが続いておりますが…というより、今日から三月ですね。早いな~。お正月をのんびりして過ごしていたかと思ったら、早、三月です。春になれば良いことがありそうな~そんな気がいたします。 さて、ご主人様のシネマです。ここ最近、ご主人様はよく映画を見ていたようです。まずはご紹介いたしますね。 「アーサーズ・ウイスキー」 ある女性の旦那さんのアーサー氏。アーサー氏は発明家で、ある時、その発明は成功するのですが、その喜びのあまりアーサー氏は雷に打たれお亡くなりになるのです。その液体は何とウィスキー。アーサー氏の奥様とその友人がそのウィスキーを恐る恐る口にすると、なんと、若い娘には戻ってしまうの…
★★★☆☆ あらすじ 田舎で仲睦まじく暮らす夫婦のもとに、車が故障して立ち往生した都会の金持ち風の男が助けを求めてやってくる。 www.youtube.com モノクロ無声映画。原題は「Juha」。フィンランド映画。78分。 感想 田舎の夫婦が都会の男に人生を狂わされてしまう物語だ。冒頭で仲睦まじい夫婦の様子が描かれ、字幕でもそう紹介されていたのに、妻が色目を使ってきた都会の男にあっさりとなびいてしまったのは驚いた。 これが普通と思って生きてきたのに、外から来た人間にもっと違う素晴らしい世界があると気付かされたからなのか。今ならどこの馬の骨かも分からないような怪しい人物のYouTube動画を見…
★★★☆☆ あらすじ 実業家を殺害した若い男は、現場を女に目撃されるが悠然と去り、警察の追及が始まる。 www.youtube.com アキ・カウリスマキ監督の初長編劇映画。別邦題に「罪と罰 白夜のラスコーリニコフ」。フィンランド。94分。 感想 食肉処理場で働く若い男が主人公だ。実業家の男を殺害して物語が始まる。優秀だが貧しい男が見知らぬ金持ちを殺す動機の曖昧な事件かと思っていたら、両者の間にはがっつりと因縁があって拍子抜けした。 それからの男の行動は不審に満ちている。目撃者を見つけて名前と住所を教え、警察に通報するように頼んだり、刑事に尋問されて汗だくになりながらも挑発するようなことを言っ…