巨大な艦影が上空を猛スピードで通り過ぎる。 ミレニアムは赤道連合の島々を抜け、東アジア共和国からユーラシア大陸に向かって北上進路を取る。 途端、スクランブルがかかった。 「艦長、東アジア共和国より、警告が入っております。」 アビーが予定通りの業務をこなすと、東アジア共和国軍の戦闘機がミレニアムの進路に並走した。 だがブリッジに緊張の色はない。 「各国の協力に感謝しなければな。」 コノエはそう言って左舷遠くに広がる街並みを見送る。 既にカガリは各国に先手を取っていた。 ―――「これより我々はメンデル一派の掃討に向かう。だがこれは共闘の要求ではない。我らの友軍が貴国通過の際、スクランブルをかけても…