マラカスとカスタネットが一緒になったようなアフリカの民族楽器。
パチカの名前でも知られる。
20cm程のヒモの両端に、直径5cm程度の球状の木の実が二つ結びつけてある。二つの木の実の中には小さな草の実がたくさん入っている。振るとシャカシャカと心地よい音がする。
この玉の一方を人差し指と中指の間にヒモを通すようにして持ち、手のひらを垂直にして前後に振り、二つの玉を、手の平側と甲側から交互にぶつけてカチンコチンと音を出す。手の振りと、玉同士をぶつける動きをうまくシンクロさせると「シャッカ・シャッカ・シャッカ」の3拍子のマラカス音に、「カツンコツン」の2拍子のクリック音がきれいにのる。得も言われぬ気持ちのよいリズムを奏でる事が出来る。
上達するとタイミングよく玉を握り込んだり、二つの玉をぶつけずに一回転させたりして「カツンコツン」音をずらす事で、より複雑なリズムを楽しむ事が出来るようになる。
さらに上達すれば、両手で異なる動きが出来るようになる。無限のリズムパターンが刻めるようになる。