日本の薬草事典 爽やかな香りとほのかな苦味が特徴の「明日葉」は、 日本原産のセリ科の野草で、八丈島や伊豆七島など温暖な地域に自生しています。 「今日その葉を摘んでも、明日には若葉が出る」ことからその名が付けられ、 非常に生命力の高い植物として知られています。 緑黄色野菜としてビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なことから、 古くから健康食品として人気があります。 江戸時代には、本草学者の貝原益軒が『大和本草』において 滋養強壮に良い薬草として紹介しています。 現在、生産量の約9割が青汁やサプリメント用となっています。 カリウムが多く含まれ、老廃物を尿として体外に排出してくれる作用があり、 むくみ…