迷惑な進化 迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者:モアレム,シャロン,プリンス,ジョナサン NHK出版 Amazon 第1章 血中の鉄分は多いほうがいい? ヘモクロマトーシス→体内における組織損傷を引き起こす過度の鉄の蓄積 西ヨーロッパ人の30%以上がこの遺伝子を持つ。 鉄代謝不全というデメリットと引き換えに、ペストなどの外からやってきた細菌の増殖を阻止するというメリットを受け取った。 この変異遺伝子を最初に保有したのはバイキング。 過酷な環境で暮らしていた栄養不十分な民族が体内の鉄不足を最大限に補おうとして進化した結果。 鉄は細菌の餌。つまり、貧血のおかげで、感染症にならない。 …