はじめに 第二章 料理とは何だろうか 第三章 アメリカ開拓時代のビーンズ料理 第四章 味や手間では説明できない 第五章 アダム・スミスの分業 第六章 バークならどう考えるだろうか おわりに はじめに 最近、油そば専門店が増えている。駅前や繁華街を歩けば、「油組」「油堂」「油党」といった似た名前の店を見かけることも珍しくない。実際に食べてみると美味しい。味も安定している。価格も手頃で、量も多い。それにもかかわらず、私はどこか違和感を覚えた。同じチェーン店であっても、牛丼には「料理」を感じる。しかし、セントラルキッチン方式の油そばやラーメンには、どうしても「商品」を感じてしまう。もちろんこれは優劣…