アッシジはイタリア共和国ウンブリア州ペルージャ県のコムーネ(コムーネとはイタリア共和国における基礎自治体)の一つ。アッシージ、アシジとも呼ばれる。イタリア中部のスバジオ山の斜面に広がる人口2万人強の小さな町であるが、フランシスコ会の創立者アッシジのフランチェスコが生まれたことで有名で、カトリック教会の巡礼地として人気がある。中世の町並みをそのまま残している。アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群は、イタリアのアッシジにあるユネスコ世界遺産。
お越しくださりありがとうございます。 2003年4月、初めてのイタリア、旅行記5日目です。 2003.4.27 朝、フィレンツェを出て、アッシジへ向かいます。 アッシジへ着いた時は雨が降っていましたが、次第に晴れてきて、とても素晴らしいウンブリアの景色を見ることが出来ました。 現地ガイドさんの話を聞いて、1時間位の自由行動があり、可愛らしい中世の街を散策、昼食場所となっているレストランにお昼に集合でした。 その後ローマへ向かいました。 フィレンツェ、アッシジ、ローマと1日に立て続けに見ると、全く景色が違うことに驚き、感動しました。 ローマ到着後、サン・ピエトロ大聖堂、スペイン広場、トレヴィの泉…
私はスマートフォンを使ってブログを執筆しており、その過程を手作業と感じています。「手を使って働くものは労働者である。手と頭を使って働くものは職人である。手と頭と心を使って働くものは芸術家である。」と昔の偉人(アッシジの聖フランシスコ)は述べています。この言葉からは、ブログ執筆もまた手と頭と心を駆使する行為であり、一種の芸術であると言えるでしょう。 近年のデジタル時代においては、手を使って物を作り出すという行為は減少しています。テクノロジーが仕事の効率を向上させる一方で、手で創造することがもたらす精神的な効果は得られないかもしれません。実際のところ、手を使って物を作ったり手入れをしたりすることは…
Claude でダンテ『神曲』の全篇(地獄篇・煉獄篇・天国篇)を要約しました。
難関私立大学になればなるほど出題される文化史のうちよく出題されるキリスト教の歴史、今回は十字軍についてまとめます。 2022年の九州大学で第2回十字軍が問われて面食らいました。一橋大学では「空間革命」という問われ方、大阪大学ではモンゴル側の資料から十字軍を考える、2023年の上智大学TEAP方式ではバルト海の十字軍が問われました。 それぞれ十字軍を教科書の記述を踏まえたうえで、別の角度から考察することが求められています。宗教を大義名分に戦争をやめない現代社会への批判かもしれません。 世界の主要宗教分布図。パブリックドメイン 参考文献は初回参照。画像は断りがなければパブリックドメインのものです。…
I found a book that I want to read. タタール人の砂漠 (岩波文庫) 文庫2013/4/17 ブッツァーティ (著)脇 功 (翻訳) 本と作家のリスト 2003年にノーベル文学賞を受賞した南アフリカの作家J・M・クッツェーは、『タタール人の砂漠』のプロットに触発され、1980年に出版された小説『野蛮人を待ちながら』を書いた。 夷狄を待ちながら (集英社文庫) 文庫 – 2003/12/16 J・M・クッツェー (著), 土岐 恒二 (翻訳) ディーノ・ブッツァーティの幼いころに過ごした故郷ベッルーノという町は、すぐ北に奇峰やのこぎり状の尾根が連なった特異な姿を…
これまで何回か、仏教とキリストとの関係あるいは人智学派の考える仏教及び仏陀について記事をアップしてきたが、今回もこのシリーズのものとなる。 一般的には、釈迦仏陀(以後「仏陀」)とキリストは、それぞれ仏教とキリスト教という世界宗教の創始者ということになるが、実は、その性格は全く異なる。簡単に言えば、仏陀は人間であるが、キリストは神霊的存在である(ただキリストが地上に受肉し活動するにはそれを支える人間が必要であった)。 そして、キリスト出現以前の諸宗教は、キリストの出現を準備するものであり、それ以降の宗教は、その影響の下にあるのである。仏教も、その影響の下に、変容を遂げてきたのである(大乗仏教の誕…
生活を極限にまで簡素化し,心のゆたかさを求めたわれらの先達.西行・兼好・光悦・芭蕉・良寛など清貧に生きた人々の系譜をつぶさにたどり,われら今いかに生きるべきかを改めて問い直す――. 質素で貧しい生活ではあるが,正しい行いをする生活を「清貧」という.物質的な生活資料に乏しく,日常生活に根本的な支障をきたす「貧窮」「困窮」「赤貧」などとは違うのである.1990年代前半,日本経済がまだ「酔い」から冷めやらぬ時代であった.実際には,急速に資本の流れは冷込んでいくのだが,まだ楽観的な見通しが続いた頃である.そこでは,日本人はすぐれたホモ・ファーベル(物を作る人)であったし,これからもあり続けるという幻想…
アボカドの種 posted with ヨメレバ 俵 万智 角川文化振興財団 2023年10月30日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 出た本、俵万智「アボカドの種」、本日発売です。第七歌集!タイトルは短歌の一部ですが、元の歌はNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中にも出て来たので覚えている方も多いと思います。アマゾンの紹介文の冒頭にも出てきます。これ!
難関私立大学になればなるほど出題される文化史のうちよく出題されるキリスト教の歴史、今回は中世ヨーロッパ、11世紀までのキリスト教の普及についてまとめます。 一橋大学の第Ⅰ問では中世の聖俗のあり方を問う出題が頻出です。クローヴィスの改修から宗教改革までは何が聞かれても答えられるようにしておきましょう。 世界の主要宗教分布図。パブリックドメイン 参考文献は前回参照。今回は教科書では山川出版社の『新世界史』(もっとも中世史の記述がとんがっているとの噂)を参考にしています。画像は断りがなければパブリックドメインのものです。 目次 3 ギリシア正教と正教諸国 空欄 補足 ① 俗語聖書は東方が先 ② ソ連…
そんな「上智」との對話ー+江戸川 乱歩と相生山の石英の話ー 江戸川乱歩デビュー100年、自伝「貼雑年譜」の全容公開へ…「戦争も小説の材料に」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp) 其の江戸川乱歩 - Wikipediaですが彼はほぼナゴヤ人です。 ー2歳の頃父の転勤に伴い三重県鈴鹿郡亀山町(現・亀山市)、翌年、愛知県名古屋市に移る。以降、大人になっても引越しを繰り返し、生涯で46回引っ越した。 旧制愛知県立第五中学校(現・愛知県立瑞陵高等学校)を卒業後、早稲田大学の政治経済学科に進学。ー江戸川乱歩 - Wikipediaより 彼江戸川 乱歩の作品には所謂猟奇的な趣味、さらにエロでグロで…
Ⅸ ~~過渡期の人間――カズオ・イシグロを読む そのⅨ~~ 現代の「白痴」――献身と姥捨て――カズオ・イシグロ『クララとお日さま』 ■Kazuo Ishiguro, Klara And The Sun,2021, Faber & Faber, Knopf, Hayakawa Publishing/カズオ・イシグロ『クララとお日さま』2021年3月15日・英Faber & Faber社、米Knopf社、土屋政雄訳・早川書房。 ■長篇小説。 ■2023年10月8日読了。 ■採点 ★★★☆☆。 🖊ここがPOINTS! イシグロの『クララとお日さま』に登場するアンドロイドは、或る意味で人間に置き換えら…
第二部 都市建設 第四章 城壁・道路・フォンテ ある十九世紀の歴史家は「イタリア語ほど道という言葉の縮小辞(つまり細道、小路、路地といった類の言葉)をたくさん発明した言語はない。もしいろいろな方言を集めたならば、相当の数にのぼることだろう」と述べている。 この事実は、イタリアにおける都市生活の伝統の長さと中世以来の道の狭さという、二つの事柄を暗示している。 シエナの新ドゥオーモ跡 第五章 大聖堂 新ドゥオーモの建設案 すでにある建物を身廊部を新ドゥオーモの翼廊部として用いる、つまり十字架のタテ軸を新しい十字架のヨコ軸として用いる、大胆極まりないものだった。 しかしこの新ドゥオーモの建設の夢は破…
アッシジの聖フランシスコとパドヴァの聖アントニオのネックレス イタリアヴィンテージパドヴァの聖アントニオ・アッシジの聖フランシスコのメダイペンダントネックレス アンティーク感溢れるイタリアヴィンテージの聖人メダイをペンダントにしたネックレスです。 メダイには動物や商人の守護者として親しまれる聖フランシスコと失くし物をした人や花嫁の守護者として知られるパドヴァの聖アントニオが描かれています。 メダイと共に小さなクロス(十字架)がついた大変可愛らしいネックレスです。 アッシジの聖フランシスコ アッシジの聖フランシスコのメダイネックレス|ヴィンテージジュエリー アッシジの聖フランシスコ(フランチェス…
【今日は何の日】 *陶器の日 →愛知県瀬戸市の提唱により日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984(昭和59)年に制定 古代日本で、陶器を「陶瓷」と言っていたことから、「とう(10)し(4)」の語呂合せ *古書の日 →全国古書籍商組合連合会が2003年に制定 「古」の字を分解して「十」「口」とし、これを組あわせた「田」を4冊の本に見立てて10月4日を記念日とした *日本刀の日 →2018年9月18日に全日本刀匠会によって制定 日本刀を執刀する刀匠と「とう(10)しょう(4)」の語呂合せから取られている *イワシの日/鰯の日 →大阪府多獲性魚有効利用検討会(現:大阪おさかな健康食品協議会)が198…
世界動物の日 動物の守護聖人であるアッシジのフランチェスコの聖名祝日。1931年にイタリアのフィレンツェで開かれた環境保護家の会議で提唱された。 都市景観の日 建設省(現在の国土交通省)等が1990(平成2)年に制定。 「と(10)しび(4日)」(都市美)の語呂合せ。 都市景観に対する意識を高める日。 古書の日 全国古書籍商組合連合会(全古書連)が2003(平成15)年に制定。 「古」の字を分解して「十」「口」とし、これを組あわせた「田」を4冊の本に見立てて10月4日を記念日とした。 イワシの日 多獲性魚有効利用検討会(現在の大阪おさかな健康食品協議会)が1985(昭和60)年に制定。 「い(…
ある人物の像は伝わる過程で、雪だるまのようになっていく場合がある。雪だるまの中心には何があったのか。イエスの人物像の場合、雪だるまと違い、雪以外のもの、つまり、イエスそのものが存在する。 本書では、イエスは、もともとどういうことを訴え、どういう人物であったのかを探る。そこで得られるイエスの原像と、その探求に伴って浮かび上がってくる1世紀のイエスの後継者共同体の推移も、本書ではともに興味深い。 著者によれば、「イエスの福音の焦点は、人々の人生を導く神であり、イエスに耳を傾ける人々をとおして世界を再創造する神にあった」(p.15)。 イエスは「神が再創造する世界」を「神の国」と呼んだ。「イエスは『…