関心経済。attention economy. アテンションエコノミー。 アメリカの社会学者Michael H. Goldhaberが提唱したもので、インターネットに代表されるような情報発信媒体が増えたことで、人々の「アテンション(=関心・注目)」が情報量に対して稀少になることで価値が生まれ、交換財となりえるという概念。
先日オーストラリアで、16歳未満のSNS利用を禁止する法律が世界で初めて施行されました。対象となったSNSは、X、Facebook、Instagram、YouTube、TikTok、Snapchat、Threads、Reddit、Kick、Twitchだそうです。私は最後のふたつを除くと、いずれもかつてアカウントを持っていたか、閲覧したことがあります。www.bbc.comただし私は現在、いろいろと思うところあってYouTube以外のすべてから「降り」てしまっているので、ある種の共感を持ってこのニュースに接しました。子どもたちがこうしたSNSに耽溺するのは、たしかによくない。でもこのニュースを…
きのう、「YouTubeなどの動画サイトは『時間どろぼう』なのであまり近づかないようにしている」と書きました。動画には中毒性があって、特にショート動画などは次々に刺激的な映像が現れてドーパミンの放出が止まらなくなり、気がついたら小一時間どころか数時間消費していたなんてこともあるので(経験済み)油断がなりません。www.asahi.comそれでも、ときには必要があって動画サイトを利用することがあります。そんなときに動画サイトを開いた瞬間ついつい面白そうな動画に引っ張られることを防止するため、私はYouTubeの検索履歴をオフにしています。こうすれば「おすすめ動画」が表れないので、落ち着いて見たい…
頭が固くならないようにSNSやYoutubeと付き合う方法も考えたいものだ。 あわせてよみたい 頭が固くならないようにSNSやYoutubeと付き合う方法も考えたいものだ。 はい、おはようございます。沖縄は雨。そろそろ冬の空気で、冷たい雨がだらだら続く季節感だね。暖房つけるほどじゃないけど、クーラーは止めて常温で送風にしてると車のガラスが曇ってくる。朝に雨が降ると通勤の道路も混んでくるし、大層迷惑なことであるな。 さて、今日は情報との付き合い方の話を考えてみるかな。僕はルーチン化の鬼であるけど、いったん始めた習慣やスタイルを延々続ける癖がある。ブログもそうで、毎日書くけど内容が似通ってきてマン…
収益爆上がりあざーすww。書き出しからこれだ。自分でも嫌になるほど軽い。だが、この軽薄さに釣られてあなたがここにいるのだとしたら、それこそがアテンション・エコノミーの真実ではないか。私が「爆上がり」と口にした瞬間、あなたの注意は動かされ、数秒でもいい、スクロールを止めた。その一瞬の時間が、どこかで広告に換算され、誰かの利益に変わる。アテンション・エコノミーの恐ろしさは、それが外側から与えられるものではなく、私たち自身の欲望や好奇心を媒介にして成立していることだ。収益自慢、炎上ネタ、成功談、スキャンダル。これらは嫌悪される一方で、なぜか目を離せない。「くだらない」と思いながらも覗いてしまう。私自…
つづきを展開 nainaiteiyan.hatenablog.com STEMと人文科学の共存について。リテラシーを高めるには科学的思考が大事ですが、科学的思考こそが人文科学を排除する要因になると思われます。 とても重要な問いをありがとうございます。このテーマは、現代社会における知のあり方を深く考えるための出発点となるものです。 ■ STEMと人文科学の共存:緊張関係と必要性 ◉ 科学的思考が人文学を「排除」する理由とは? 科学的思考(scientific thinking)は、客観性・再現性・論理性・検証可能性を重視します。これは科学の強みですが、この枠組みに合わないもの──たとえば曖昧さ、…
インターネットのアテンション・エコノミーに撹乱されて、じっくり考えることができなくなっているという現代最大の「文明病」にいかに立ち向かうか。『奪われた集中力』の著者、ヨハン・ハリ氏は、マサチューセッツ州ケープコッドの先端にある街・プロビンスタウンで三ヶ月間「ネットに繋がらない」生活をした際、その十週間目(つまり二ヶ月半ほど経った頃ですね)に一度だけ自分のアカウントにログインしてみたそうです。そして氏は、メールソフトの受信トレイを開きます。それまでの仕事の状況からすれば、一日にメールの処理で三十分は費やしていたので、それが十週間ぶんともなれば膨大な量のメールが溜まっているだろうと予測して「考えた…
情報の収集手段として、新聞、テレビ、ネットのうち、テレビはほとんど見なくなりました。バラエティー番組なんか見ていて不愉快になります。さすがにNHKは良質な番組を提供してくれることもありますが、陳腐なドラマやバラエティーなのダラダラ流しています。そういうこと言うようになったのは、偏屈老人、ボケの兆候かもしれませんが。そして新聞は、経済に興味があるのと、比較的中立的だと思うので、日経電子版だけ購読、そして一番時間を使っているのはYoutubeやブログ記事で、ユー中毒と言っても良いくらいの今日このごろです。 (以下、真面目な議論。自説を並べるだけなので普段にもましてつまらないかも。) Youtube…
どうも。 巷では、アテンション・エコノミーに振り回され、集中力が落ちる=読書ができない人が増えている、という記事を時々見たりするのですが。 www.kadokawa.co.jp わたしメッチャ読書してるよ~! 朝時間や電車移動時と併せて、最近は時々仕事がお暇すぎて、さらにテレワークなもので、そうゆう時は結構読書しています(「手が空いているので、何かあればやります」と都度申告はしている…)。 基本は図書館フル活用で、2週間に1度、予約した本を10冊借りる↓それを読む という感じ。(自分にとってハズレな本もあるので、借りた本を全部読んではいないです。) 読みたい本をどうやって見つけるの?と時々聞か…
書店で偶然手に取った瞬間、「本に呼ばれた」気がしました。英国出身のジャーナリストで作家のヨハン・ハリ氏の『奪われた集中力』です。原題は“Stolon Focus”で邦題はこれにならったもの。副題には“Why You Can't Pay Attention ― and How to Think Deeply Again”とあって、つまりはネットのアテンション・エコノミーに撹乱されて、じっくり考えることができなくなっているという現代最大の「文明病」(帯の惹句より)にいかに立ち向かうかーーという内容です。一読、一気に引き込まれて、そのまま最後まで読み切ってしまいました。そして、アテンション・エコノミ…
職場の図書館でたまたま手に取った雑誌『AERA』で、ブレイディみかこ氏の「ネットのない時代に行きたいという英国の若者が増えている」という内容のコラムを読みました。さもありなん、と思いました。かく言う私も、ここのところずっと、インターネット上の諸サービスが暮らしの隅々にまで普及し、さらに生成AIブームに乗り遅れるな的な声喧しい昨今に、息苦しさを感じていたからです。それで5〜6年ほど前からいろいろと感じたことをこのブログで文章化してきました。書いたうえで実践してきたのは、たとえば、SNSから降り、サブスクを解約し、各種のデバイスでネットに常時接続している暮らしを見直そうという行動です。生成AIにつ…