コンピュータゲームのジャンルの一つ。
コマンド入力・選択式による非リアルタイムゲームの総称。AVG、ADVなどと略される。
1970年代にアーパネットで開発されたの"Adventure"が始祖。日本製はアスキーの「表参道アドベンチャー」が第1号と言われる。
初期は、インフォコム社の「ZORK」シリーズのように、画面上に文字のみが表示される「テキスト・アドベンチャー」が主流だったが、パソコンの性能の進歩に伴い、グラフィックやサウンドによる演出がおこなわれるようになった。また、キーボードによるコマンド入力型は廃れ、あらかじめ用意された分岐を選ぶコマンド選択型が主流となった。
現在の主流は、サウンドノベル、ビジュアルノベルと呼称される、コマンド選択型、シナリオ分岐のスタイルが中心。また「逆転裁判」「レイトン教授」シリーズのように、発言へのツッコミ、タッチパネルの利用、パズルゲームとの融合、リアルタイム性の導入など、さまざまな要素を取り入れつつ、携帯ゲーム機を中心に一定の人気を持つジャンルとなっている。