生きるということは抵抗するということ。『布団の中から蜂起せよ』(高島鈴著/人文書院) 社会運動・労働運動の現場では「ともに立ち上がろう」、などという言葉や言い回しがよく使われます。そして、社会の不合理・不条理とその影響を受けた会社の理不尽に対し抵抗し変えていくために「立ち上がる」ことが大切だと仲間に説きます。『布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章』は、ライターでアナーカ・フェミニストの高島鈴氏による1冊。抵抗するために「立ち上がる」必要はない、いわば生きていることそのものが抵抗なのだということを訴えます。■アナーカ・フェミニストとして著者が目指すもの アナーカ・フェミニスト…