アフターコロナに向け企業活動が再び活発化するなか、 「放漫経営」による倒産が増加しています。 帝国データバンクの調査によると、 2022年に発生した放漫経営による倒産は144件で、 前年から16%増加しました。 これは、過去10年で最も高い水準です。 放漫経営とは、 経営者の判断ミスやずさんな管理体制、 本業以外への資金流出などの会社の私物化により 経営が困難になることです。 近年、放漫経営倒産は悪質化の傾向にあります。 2022年の放漫経営倒産のうち、 4割がコンプライアンス違反を犯していました。 最も多いのは、事業外への資金流出などの 「資金使途不正」で、29件を占めました。 放漫経営は、…