本章の中心は、イエス・キリストこそ、預言を通して約束されていた王であり、神が人となって来られた救い主であるということです。系図も処女降誕も、その事実を示すために記されています。 冒頭でイエスは「アブラハムの子、ダビデの子」と記されます。主はアブラハムに、 「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。」 と約束されました(創世記22:18)。 預言されたこの「子孫」こそイエスであると、ここでマタイは言っているのです。パウロもまた、ガラテヤ3章16節で「その方はキリストです」と語っています。 また、主はダビデ王に、 「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし…