Guillaume Apollinaire
(Rome, 1880 — Paris, 1918)
本名は
Wilhelm Apollinaris de Kostrowitzky
ポーランド人の母親をもつアポリネールはローマで非嫡出子として幼年を過ごした。
象徴派とシュールレアリスムの間に位置し 二十世紀の幕開けを告げただけでなく 二十世紀最大の詩人の一人。
ヤフーフランスの百科事典の説明によると
「ランボーのように<見者>であり ヴェルレーヌ?のように失望を歌う音楽家であり マラルメのようにプレシューなアポリネールは現代性のすべての道を切り開き詩の言語を再創造した」とある。
なかなか波乱に富んだ人生で 画家マリー・ローランサンとの恋愛や モナリザ盗難事件の被疑者として逮捕されたりしている。
代表作は『アルコール』や『カリグラム』であり 特に「ミラボー橋」は日本でも歌われ非常に有名。
詩のほかには劇作や絵画をはじめとする批評活動も活発に行い詩壇だけではなく二十世紀初頭のアヴァンギャルド芸術時代の寵児であった。
『カリグラム』などは読まなくても目に楽しいので入手してみてはいかがでしょう。新潮文庫にあったように思う。