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アムロ・レイ

(アニメ)
あむろれい

アニメ・ガンダム初期作の主人公。声優:古谷徹
地球連邦軍ガンダムのパイロット。ニュータイプ。
父は地球連邦軍技官のテム・レイ。母はカマリア・レイ。誕生日は11月4日。
「機動戦士ガンダム」をはじめ、続編「逆襲のシャア」の主人公。その他「Zガンダム」にも登場した。

機動戦士ガンダム

彼が住むサイド7へ、ジオン公国軍のザクが侵攻した際、地球連邦軍のRX-78-2 ガンダムに乗り込み、マニュアル首っ引きにも関わらず、ガンダムを操縦しこれを撃退した。
この事件により、なし崩し的に軍属として連邦軍に参加することとなった。その後、連邦軍とジオン軍の戦争(一年戦争)へと巻き込まれていく。
初恋であるマチルダ・アジャンの死、グフを操るランバ・ラル(クラウレ・ハモン)との戦闘、ララァ・スンとの運命的な出会い等、数々の出来事を経て、次第にESP的な能力を持つニュータイプとして覚醒していく。当時15-16歳。
リックドム編隊12機中9機をガンダム一機で撃破した描写もある。

  • アムロとともに神がかり的な戦果を挙げていた乗機ガンダムだが、最終的にア・バオア・クーでシャアの駆るジオングと相撃ちとなり大破。アムロ本人はシャアとフェンシングによる生身の一騎打ちを繰り広げた後、ホワイトベース・クルーのもとに無事帰還している。またガンダムNT-1アレックスが彼の新たな機体として開発されていたものの、届くことなく終わった。
  • なお、小説版ではG-3ガンダムに乗り換えたが、シャア配下ニュータイプ部隊のリック・ドムに撃墜され戦死。

機動戦士Zガンダム

一年戦争終結後、ニュータイプとしてのアムロの扱いに困った連邦軍はシャイアンにアムロを軟禁する。階級は大尉。
シャイアン軟禁中の様子が、機動戦士Zガンダムで描かれているが、その際エマ・シーンと出会う。
軟禁されているシャイアンから輸送機を奪取し、連邦軍を離れカラバに参加。
カラバではMSパイロットとしての卓越した技術を見せた。当時22-23歳。なお、この当時ベルトーチカ・イルマから恋愛感情を持たれていたらしい。

  • 当時の乗機はリック・ディアス、のちにディジェ。またΖプラスA1型試作機のテストパイロットもつとめ、さらにはΖガンダム3号機にも乗っていたとされる。このことからカラバは複数名の影武者を使って撹乱作戦を行っていたのではという説がある*1

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

地球連邦軍独立艦隊ロンド・ベルに所属。階級は大尉。ブライト・ノア率いるラー・カイラムに乗艦。チェーン・アギとは恋愛関係のようだが、クェスの死に激情したハサウェイ・ノアの誤射で彼女を失う。
自らもアナハイム社と設計に携わったνガンダムを駆り、ネオジオン総帥となったシャアのアクシズ落としを阻止する。落下阻止は奇跡的に成功するがアムロはシャアと共に行方不明となる。当時28-29歳。

  • フィフス・ルナ落とし阻止作戦時にはリ・ガズィに乗っていたが、性能不足をシャアからも指摘されていた。このため高性能化したリ・ガズィカスタムも設計されたものの、νガンダム完成が間に合ったため廃案となっている。なお同機は後にケーラ・スゥ→チェーン・アギへと渡っている。
  • νガンダムは小説『ハイ・ストリーマー』版では別デザイン。また『ベルトーチカ・チルドレン』では完成系のHi-νガンダムに搭乗、またこちらでは劇場版および『ハイ・ストリーマー』では別れているベルトーチカとの間に一子(妊娠中)を儲けている。

性格

「機動戦士ガンダム」では、内向的で暗く描かれることが多かった。過大な期待を背負わされるプレッシャーに勝てず、出撃拒否、さらにはガンダムを盗み出して脱走までしたことも。
「機動戦士Zガンダム」では、軟禁下で鬱屈していたが、周囲の働きかけもあり再びMSに乗る決意をする。
しかし、ララァの魂の彷徨う宇宙へ行くことは躊躇する。カミーユを諭す大人な一面も見せた。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では、社交性のある大人として成長を見せた。
メカマニアで、劇中に出てくる緑色の球体ロボット「ハロ」はアムロが作ったものである。

異名

ライバルであるシャア・アズナブルが「赤い彗星」の異名を持つため、同様にアムロも「(連邦の)白い悪魔」「白い流星」と呼ばれることもあるが、
ファースト以後のガンダム関連のメディア(ゲーム等)の中だけの呼称である。本編では単に「連邦の白い奴」とだけ呼ばれていた。

*1:長谷川裕一作の漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』内で引用された(という設定の)「エドガー・エドモンド・スミスの日記」ではスミスと女性の影武者との邂逅が紹介されているが、そもそもこの日記は信憑性に問題がある、という設定も同時に語られている

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