中学生ぐらいまで一人で映画館には行けませんでした。 また当時は家庭にビデオなんてなく、当然レンタルビデオもサブスクもありません。 だからその頃の映画の主戦場は「日曜洋画劇場」や「水曜ロードショー」といったTVでした。 話題の映画が放送された翌日の放課後は、友達とお互いの感想を熱く語り合ったものです。(たまに言い争いになる) そんなTVで見た思い出深い一本が、今回紹介する「アラン・ドロンのゾロ」(1975)です。 (あらすじ) 時代は大航海時代。暗殺された親友になり替わり、剣の達人である主人公はメキシコに総督として赴任する。そこでは親友を謀殺した大佐が暴政を振るっていた。民衆の苦境を目の当たりに…