ドイツの哲学者。Arthur Schopenhauer(1788年2月22日〜1860年9月21日)
彼はカントの認識論に影響され、世界を表象としてとらえ、人間による生への盲目的な意志を本質的なものとして考えた。
この世界は人間にとって苦しみか退屈しか存在せず、そこからの脱却を図るには意志の滅却(仏教的な解脱、音楽の受容など)しかない、と説き、その悲観的な哲学は初期のニーチェに大きな影響を与えた。
文学論・芸術論でも鋭い感性を持った人物だった。
ちなみに、欧米では悲観的な人のことを、ショーペニスティック、と呼ぶ。