会長の思い付きで結成された炉利アイドルグループを何も知らずに課長から押し付けられたPの話。 アイドル好きが高じて芸能関連企業に就職した米内Pは入社3年目にしてプロデューサーの話を持ち掛けられる。 だがそれは厄介払いであり誰も炉利アイドルの担当などやりたがらないためにお鉢が回ってきたのである。 幸運の女神には前髪しかない。米内Pは機会を掴むため、詳細も聞かずに承諾してしまう。 米内Pは担当アイドルを事前に調べもせず前日に深酒、当日の顔合わせに大遅刻するという失態を晒す。 デビュー前の炉利アイドルの世話という実態を知った米内Pは慌てふためくが腹を括るのも早かった。 炉利アイドル達の泣き落としにより…