「個人の冒険から、国家の支配へ。」 ヴァスコ・ダ・ガマの第2回航海によって、ポルトガルはインド洋での武力支配という方針を確立しました。しかしこれまでの航海は、言ってみれば「遠征軍が来ては帰る」の繰り返しでした。インド洋に恒久的な支配体制を築くためには、現地に腰を据えて指揮を執るトップが必要です。そこでポルトガル国王マヌエル1世が下した決断が、インド総督府の設立でした。そして初代総督に任命されたのが、フランシスコ・デ・アルメイダです。1505年のことでした。 アルメイダとはどんな人物だったのか アルメイダはポルトガル貴族の出身で、長年にわたって国王に仕えた経験豊富な軍人・外交官でした。レコンキス…