前の記事(沈丁花 - 読んだ木)で触れた流れで、ビリー・ジョエルの話をしようと思う。 ピアノ・マン マイ・ライフ アレンタウン ピアノ・マン ピアノの響きと落ち着いた渋い曲調が魅力。バーのピアニストを主人公にした歌詞を踏まえるとなお味わい深い。聴いてて、自分も年老いたらこんな感じに……としみじみ思わされたり、あるいは昔こんな時もあったな、と思わされる、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」。 昔を振り返り、堕落した現状をこんなはずじゃなかったと悔い、みんな家庭や社会への不満を並べながら、酒を呷ってひとときうつつを忘れさせてくれるピアノの音色に身を任せる。その歌を途切れさせないでくれ、とサビが盛り上…