William of Ockham, "A Short Discourse on Tyrannical Government", McGrade, A. S. (ed.), Kilcullen, J. (tr.), Cambridge University Press. 1992.の書評。他のところと同時掲載。因みにこの英訳は、変な訳語を生み出さすに丁寧に訳されているのでラテン語から離れておらず、名訳。 オッカムのウィリアム(御本人によればGuilhelmus de Ocham)による教皇権力拡大に抗する書。当時の教皇連中が財力や政治力を最大限に利用(悪用?)して宗教権力の拡大を邁進する際に、…