ソフトウェア開発において「こうあるべきだ」という典型例を集めたものデザインパターンであるのに対し、「こうあってはならない」という典型例を集めたテンプレート集がアンチパターン。
「新装版 アンチパターン―ソフトウェア危篤患者の救出」 http://store.sbpnet.jp/bm_detail.asp?sku=4797321385
に詳しい。
人よアンチパターンを恐れるなかれ。 キミがそのパターンをアンチパターンと見なしていない限りは、アンチパターンではないのだ。 人は親のもとで育つ。育ててくれたものへの感謝と尊敬の念は忘れてはならない。 しかし、忘れてはならないのは、いつか親離れするときが来ると言うこと。そして、自分自身もいつか親になるときが来る。 キミを今いるところまで育ててくれたのは何だろうか。尊敬できる先輩か、人気の言語か、重厚なフレームワークか、権威ある書籍か、活発なコミュニティか。 もしかしたら、育ての親はアンチパターンをはらんでいるかもしれない。しかし親を恨むことはない。その親も、多くの先人たちが育ててきたものに違いは…
SQL文に自信がなかったので1年前くらいに買ったスッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! - インプレスブックス(以下、本A)を復習した。 特に第7章「副問合せ」の練習問題7-3の3を解いてみて、あー、なるほどと思ったのでメモする。まずは、カラムなどは本と違うけど、データを用意する。 ちなみに、名前の作成は、日本人名前自動生成機 -- 高樹凱.COMで行った。 create table family ( id int, name varchar(10), profession varchar(10), parent_id int ); 中身はこうなっている。 select * f…
あかんやつから学ぶDB設計とSQL回り ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞2017入選のオライリー本。ネット上でも書評や勉強会をよく見る定番本になりつつあるので、DBエンジニアならもう読んだ人、共感した人も多いのではないでしょうか。 タイトルは「SQL」となっていますが実際にはDB論理設計、DB物理設計、実際のSQLクエリ、アプリケーション開発の4カテゴリに分け、計25パターンのあかんやつを説明しています。 デザインパターンやアーキテクチャパターンなど、何かのパターンを学ぶのに「こうあるべきだ」の理想から学ぶのもありですが、「こうやるとマズイよ」とアンチパターンやバッドプラク…
こんにちは、AutoScaleという会社の代表をしている@koniです。 AutoScale は今5期目なので、なんとか4年以上はやってくることができました。 ありがたいことにこの1年でメンバーも10名近く増え、自分がやるべき仕事と、そうでない仕事を分別したり、自分が細かいところまで見えない仕事が増えてきました。 去年からなんとなく「この仕事は俺がやるべきなのか?」と自問する機会も増えてきました。 どうせなら「できる社長」になりたい。ということで、『できる社長は「これ」しかやらない』を読みました。 できる社長は、「これ」しかやらない 伸びる会社をつくる「リーダーの条件」作者:小宮 一慶発売日:…
会社の輪読会でSQLアンチパターンの4章、5章を読んだのでそのまとめ。 SQLアンチパターン作者:Bill Karwin発売日: 2013/01/26メディア: 大型本 4章 キーレスエントリ(外部キー嫌い) 先に結論 - 外部キーつけろ!!! アンチパターン:外部キーを使用しない 外部キー制約を省略するとDB設計がシンプルになり、柔軟性が高まり、実行速度が早くなると思ってる人もいるかも知れないが、そこには代償があり代償は別の形で支払う必要がある。 外部キーを使用しない場合の大変さ 完璧なコードを前提にする必要がある テーブルの関連付けを常に維持するコードを書くこと 行の挿入時には外部キー列の…
かの有名なリーダブルコードを読んだ。 読書感想文を書いてみる。 書籍情報 タイトル:リーダブルコード - より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック 著者:Dustin Boswell, Trevor Foucher 訳:角征典 発行:オライリージャパン リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)作者:Dustin Boswell,Trevor Foucher発売日: 2012/06/23メディア: 単行本(ソフトカバー) 概要 大きく3つのテーマで構成される 表面上の改善 命名やコメントなどコードのロジック…
目次 はじめに スライド作成スキルの価値 準備する情報 手順 1. 色を決める フォントを決める フォントの種類 フォントサイズ レイアウトを決める スライドを披露する時のルール フルスクリーンで発表する 参考にしたサイト はじめに スライド作成スキルの価値 スライド作成は間口が広く、万人が作成できます。 しかし、スライド作成はビジネスシーンでは伝えるツールとして活用必須です。 どのビジネスマンもスライド作成には力を入れていたり、スライド作成を専門家に委託することもあるようです。 そのくらい価値のあるスキルだということが言いたいです。 準備する情報 誰に向けて話すのか トークに使える時間 会場…
話の趣旨としては「ざまあみやがれ」の一言に尽きるんだけど、それっぽく書いていく。
はじめに 設計について、アンチパターンなどはなんとなくふんわりやんわり感じ取れるが言語化が難しいと感じていたので理解と解像度を上げるために読んだメモ 感想 1章は優れた設計とは何か?、スピードを重視した崩壊したコードを書く自信過剰な開発者が突き進むとどのような結果を生むかが記載されている。 「開発者が後でコードをクリーンにすることはない」と言った内容の記載があったが、まさしく以前携わったスクラムチームでも同じような状況があった。 →そして一人のエンジニアが「後でやるは絶対やらないw」って言ってたのまぁそうだよねと感じたのを思い出した。 あとは短期的な目線でも崩壊したコード(テストがないとか)を…
JUCE6はCMakeに対応していますが、実はCMake対応の恩恵を受けられないプラットフォームが存在します。Androidです。 「は?」というのが多分一番正しいでしょう。何しろCMakeはだいぶ前からAndroid Studioでサポートされているわけで、むしろ一番恩恵を受けるべきプラットフォームです。Win/Mac/Linux/iOSのいずれもCMakeネイティブなビルド環境ではないのに、むしろCMakeがネイティブのビルド環境としてサポートされているAndroidがなぜかサポート外になっているのです。このままではいけない。 目次 Missions 分析編 一般的なAndroid C++…
こんにちは。インキュベーション本部のQAエンジニアの米山です。主にCLINICSアプリのQAを担当しています。メドレーには2020年8月に入社しました。 今回は入社してまず行ったことの一つ、リグレッションテストの自動化と、そのために導入したMagic Podというツールについて、経緯や導入してみた結果をご紹介したいと思います。 CLINICSとは 私の所属するチームで開発しているCLINICSというプロダクトはアプリでオンライン診療や、クリニック・病院から処方箋を発行してもらうことができ、オンライン上で診察からお薬の受け取りまで完結できるサービスです。 プラットフォームはiOSとAndroid…
『プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』を読み終えました。 本書は、マーケットリーという架空の企業を通して、プロダクトマネジメントにおける落とし穴を、どのような方法で回避していくことができるかについて、記されています。 戦略、プロセス、組織といったいろいろな角度から述べられており、プロダクトの責任者をされていらっしゃる方だけでなく、経営層の方にも、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。 プロダクトマネジメントに記された非常に良い書籍ですので、私が気になったところを紹介させていただきます。 ビルドトラップとは ビルドトラップは、以下のように定義されています。 ビルド…
こんにちは、ちょこです! 「三国ブレイズ」で見た目はチェックボックスで、挙動がラジオボタンになっている箇所がありました。 アンチパターンの事例として紹介します。 該当の画面はこちらです。 4つのアイテムの中から任意のアイテムを1つ選ぶ場面です。 UIパーツはチェックボックスを採用しているため、一見すると複数選択できるように見えます。 しかし、実際は1つしか選べません。 挙動としてはこのようになります。 複数項目の中の一箇所しか選択できないならラジオボタンを使用するのが適切です。 この辺りのルールは基本的なところなので、しっかり守って実装したいところです。 ちなみに他の場面ではチェックボックスの…
はじめに 感想 ドメイン駆動設計との出会い 今ではそんなに悪い奴ではないかなと思えるように 知見 なぜドメイン駆動設計は難しく感じられるのか 原典の重厚さ 導入タイミングの難しさ ドメインエキスパートの協力が得られない ドメインモデルは育てるもの 自社サービスにおけるドメインの捉え方 アーキテクチャには適切なフェーズがある これからドメイン駆動設計を実践する方へ 初めは軽量DDDからでも良い すでにある程度開発が進んでおり、ドメイン知識と技術的負債をコードがたっぷり蓄えているプロジェクト これから立ち上げるプロジェクト おすすめはユビキタス言語から いかにしてドメイン知識を得るか 最後に はじ…
今回はマネージャー目線でチームメンバーへの評価の向き合い方について紹介します。 私は2019年11月にマネージャーになったので歴は1年程度です。 就任当初から評価は色々と工夫してきました。 評価を行う側の方にとっては参考になる部分があるかもしれません。 i-plugの評価制度 どんな気持ちでマネジメント、評価に取り組んでいるか 具体的に評価においてどんな工夫をしているか 1.こまめにFBしている 2.評価するだけでなく支援をしている i-plugの評価制度 i-plugでは社員の成長促進のため細かくPDCAを回し、3ヶ月単位で評価をしています。 各人の能力や役職に合わせた期待役割を設定し業務の…
社内共有のマスタデータ基盤としてのGraphQL APIをプログラミング言語Clojureで開発している事例をご紹介します。
読んだ本 https://www.amazon.co.jp/dp/4873118646 メモ 今まで監視というものを意識してこなかったが、アプリケーションの開発だけでなく運用をするためには監視は避けて通れないと感じて読んでみた。 監視について右も左もわからない状態で最初に「アンチパターン」や「デザインパターン」が書いてあるがよかった。 監視と聞くと SRE みたいなチームがおこなうもの、という先入観があったがこれこそがアンチパターンでチーム全員でやるもの、とあった。 またこれは当然だが、監視するだけでは悪い部分は直せない。 まず監視を始めようと思ったら、ユーザー視点で監視するのが効率的とあった…
2020年も終わるので,ふりかえりエントリです.本エントリでは7〜12月の半年間を中心に.2020年の1〜6月までは以下のエントリを参照してください. stoshiya.hatenablog.jp またデスク周りの買ったものは別エントリに追記・更新してまとめているので,割愛します. stoshiya.hatenablog.jp 2020年7月 2020年8月 2020年9月 2020年10月 2020年11月 2020年12月 2020年の1年間をふりかえって