私の偏愛指揮者のひとり、ニコラウス・アーノンクールさん。 晩年には巨匠指揮者扱いとなっていましたが、私が音楽をきき始めた1990年代初頭はまだまだ「くせ者指揮者」という扱いでしたが、NHK-FMやTVの放送で結構なライヴ演奏が放送されていました。 好きなようにディスクを購入することのできなかった中学生~高校生頃はそういった放送が音楽をきく重要な手段で、きける作品もハイドン~モーツァルト~ベートーヴェン~シューベルト~シューマン~ブラームスといった王道のレパートリーが中心だったのでエアチェック(死語!)しては繰り返しきいていました。 ただ、残念なのは最後となってしまった2010年の来日公演をきく…