レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「MINAMATA ミナマタ」(2020)です。 映画は、沖縄戦での後遺症に悩むユージン・スミスが、水俣で水俣病患者に出会い、自分を取り戻していくという映画です。 映画としてはまあ良く出来ていますが、事実とかなりかけ離れているので、この作品を見て水俣病を語らない方が良いと思います。あくまでも、ユージン・スミスの映画として鑑賞される方が良いと思います。 映画では、一株株主運動と水俣病集団訴訟がごっちゃになって描かれており、何が何だか分かりません。このシナリオはまずいですよね。但し、こういう重いテーマでも商業映画にする…