随伴系、モナド、モナドのアイレンベルク/ムーア代数、自己関手のランベック代数、ベックの分配法則などを扱っていると、こういうモノ達を系統的に組織化したい、という気持ちになります。代数的構造の組織化のためには、ゴグエン/バーストル〈Joseph Goguen, Rod Burstall〉のインスティチューションが優れたフレームワークです。が、上記のような構造を扱うには幾つかの問題があります。 抽象的過ぎる。 構文を表現する手段が貧弱。 高次元のサポートがない。 そこで、具象的で構文を表現できて高次元(当面は2次元)を扱えるインスティチューションを考えようと思い立つわけです。もう何年も前からそう思っ…