「名古屋芸術大学日本画コース二人展」 その二人はと言えば『安藤祐実』と『大見真里佳』で自分の訪問当日は『大見真里佳』が滞廊。 で、彼女の大作の前で足を留め、暫し観入る。ゴールデンカルーセルに乗る三人の若い女性。 二人は跨り、一人は腰掛ける。 が、どうしたことだろう、描かれているバランスが不可解で、跨っている馬の胴体に隠れている右足の存在感が無い。 腰掛けている女性も、キュロットスカートの片側の裾から両足がひょこっと覗いている。 これは何かの寓意だろうか。 『大見真里佳』の画はやわらかいピンク系のトーンが多いのに『安藤祐実』の作品は対比するようにダークな色調。 それが両の壁で向き合うことで不思議…