NH3。常温では、無色で刺激臭のある気体。水に非常によく溶ける。身近なところではおならの成分など。フリッツ・ハーバーが実用的な手法の合成に成功、引き継いだカール・ボッシュが工業化に成功した*1。 リスト::化学物質
*1:http://www.tky.3web.ne.jp/~ashigal/ww1/topic/nh3y.html
バーツラフ・シュミル 著 柴田 裕之 訳 「世界の本当の仕組み」メモ 世界の本当の仕組み:エネルギー、食料、材料、 グローバル化 、リスク、環境、そして未来 作者:バーツラフ・シュミル 草思社 Amazon 世界の本当の仕組みを読み終えた。 現代文明の素材の4本柱は、鉄鋼、セメント、アンモニア、プラスティックで、それらの製造や輸送には化石炭素が必須ということだ。 IT、AI、量子コンピュータなど情報系産業が花盛りの時代になり、鉄鋼とかセメントなんて、ひと昔まえの終わった産業だと思っていたけど、とんだ勘違いをしていた。 仮にAIがシンギュラリティを迎えたとしても、人間が物理的実体として存在してい…
バーツラフ・シュミル 著 柴田 裕之 訳 「世界の本当の仕組み」メモ 世界の本当の仕組み:エネルギー、食料、材料、 グローバル化 、リスク、環境、そして未来 作者:バーツラフ・シュミル 草思社 Amazon バーツラフ・シュミル 著 柴田 裕之 訳「世界の本当の仕組み」メモ 第3章 素材の世界を理解する ー現代文明の4本柱 <まとめ> ・現代文明の素材の4本柱は、セメント、鋼鉄、プラスティック、アンモニアで、それらは化石燃料に大きく依存し、そこからの脱却は困難。・4つの素材の生産に、世界の一次エネルギー供給量の17%が費やされ、化石燃料の燃焼で発生する二酸化炭素の総量の25%を排出。・素材の採…
社会問題を易しく解説するシリーズ? 結論から言うと、2050年カーボンニュートラル(CN、脱炭素)は達成できそうにない。中国は2060年、未来の大国インドは2070年までに達成としている。アメリカはトランプさん次第?これら3か国の排出量は世界の半分以上。更に、他の国でもCNは無理そうだ。日本も、以下の理由で同じだ。 化石燃料はエネルギーと物質の両方に使われている。エネルギー面のCN達成の方法は以下の通り。化石燃料を使わないエネルギーは、原則、電気のみ。エネルギーは全て電気にしないといけない。自動車や船などの輸送も。製鉄やセメントなどの産業も。家庭での調理も給湯も暖房も。(薪ストーブやBBQはい…
論語・学而/陽貨 より: 子曰 巧言令色 鮮矣仁 子曰く、巧言令色、鮮(すく)なし仁 言葉巧みにおべんちゃらを使い、人から好かれようと愛想を振りまく。そのような者に真の仁者はいない。 それと対句のように扱われるのは、論語・子路 より: 子曰 剛毅木訥 近仁 子曰く、剛毅木訥 仁に近し 意志が強くて果断、飾り気がなく口下手。そういう人は仁者に近い。 もうひとつ、こういうのも(老子道徳経・第十八章)。 大道廃 有仁義 大道廃れて 仁義有り。 智慧出 有大偽 智慧出でて 大偽有り。 六親不和 有孝慈 六親和せずして 孝慈有り。 国家昏乱 有忠臣 国家昏乱して 忠臣有り。 はて、国家昏乱の今・・・忠臣…
3月29日まで、ポテトが「Lサイズ」でも250円で買えると娘から聞いて、この間、娘と一緒にマクドナルドに行って買って食べました。 時々、ポテト、安くなるんですね。 普段はあまり食べないのですが、時々食べたくなり買ってしまいます(−_−;) 久しぶりに食べたら美味しい! そういえば、マックのフライドポテトを妊婦のときに無性に食べたくなったときのことを思い出しました。 食べたくなったのは、妊婦初期だったかなぁ…? 確か、初期だった気がします。 ポテトチップスやフライドポテトは、トランス脂肪酸の含有量が多いとかいう記事をみて、それ以降、今はあまり食べないようにしていたのですが、「時々なら良いかなぁ……
Ichiroです。 アンモニア、と聞くと何を連想しますか?トイレの臭い?!? ま、多くの方がそうでしょうね。 このアンモニア、化学式では「NH3」であり、よく燃えるのに、燃やしてもCO2が出ないという特徴があるのです。つまり、アンモニアは環境対策用のエネルギーとして使うことができるということです。 ただ、エネルギーとして使うには「作らないといけない」という課題があり、普通に作ってしまうと、そのためにCO2排出されるということで悩ましいそうで..。 そんな課題に日本企業が挑んでいます。世界を「あっ!」と言わせてほしいですね。 さてさて、2023年の終わりまで2週間を切りました。みなさん、今年の活…
今回は、アラブ首長国連邦にあるドバイです。 まずは地図です。 ドバイの正確な位置って、ここだったんだね。 道路が多いですね。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ドバイと言えば丸っこい島ですが、2つありますね。 ドバイか~。 金持ちばかりの国のイメージがありますが、 今の日本人で、あそこで暮らせる人はいるのかな? 夢よりも遥か遠い場所になってしまったか? どうなんですかね~? こんな記事がありました。 「やっているふりはやめて」世界の若者、各地で気候変動対策デモ (msn.com) 記事の抜粋です。 週末の8日、アラブ首長国連邦…
アンモニアの刺激臭はやばい!里得木です。 化学でよく聞くアンモニア(NaH₃)と地学でよく聞くアンモナイト(示準化石)ってなんか似てませんか?ということで、それぞれの語源を調べてみました。 アンモニア 名称の由来は、古代エジプトのアモン神殿の近くからアンモニウム塩が算出されたことによると言われています。ラテン語のsal ammoniacum(アモンの塩)を語源としています。(アンモニア - Wikipedia) 「アンモニウム塩が算出されたアモン神殿」にちなんで名付けられたことがわかります。 アンモナイト 古代エジプトの太陽神アモン(Ammon)は羊のような渦巻状の角をもっていました。アンモナ…
アンモニアは肥料の原料だけでなく,火薬の原料としても重要でした.よく,ハーバーボッシュ法の発明によってドイツは戦争を決断したという話があります. 本当にそうでしょうか? 朝鮮窒素肥料 興南工場今回はドイツ,イタリア,日本を例にハーバーボッシュ法と戦争の関わりを見ていきましょう.
「空気からパンをつくる」とも称されたハーバー・ボッシュ法は,現在でも活躍しているアンモニア合成法です. いったいどのような経緯で誕生したのでしょうか? Fritz Haber (1868-1934, 左)とCarl Bosch (1874-1940, 右)今回はハーバー,ボッシュそれぞれの役割にフォーカスしてその経緯をみていきましょう.