大学では写真の授業がありました。 「写真科」とかそういうのではなく、 入門的な授業を受ける機会がありました。 今考えると、ほかにもいろんなジャンルの授業をとることができて いい大学だったなぁと思います。 授業の最終日までに写真を提出する課題があって、 そのテーマが「決定的瞬間」でした。 これはアンリ・カルティエ=ブレッソンさんという写真家のかたが 発表した写真集のタイトルです。 ブレッソンさんは「20世紀最大の写真家」と呼ばれたかたでもあり、 その作品はまさにその瞬間でしか撮れないようなものが多く、 ときにユーモアが感じられるものもありました。 (余談ですが、ブレッソンさんもフランス人で、 や…