原題は「Les Enfants Terribles」(子どもたちの恐怖) 原作はジャン・コクトーの同名小説で モデルはコクトーの友人Jean Bourgointと彼の姉ということ 詩人が書いた小説(文学)なのでね あえて棘の道の恋愛を選んで突き進むという破滅的物語 ここでは近親相愛、姉による弟の支配と 彼らが引き籠る「部屋」にもあたかも意志があるようで コクトーはそれを「部屋の精霊」と呼びます 10代の若者が世の中と断絶して自分だけの世界で生きる (朝方に寝て、午後は遅くなってから起きる) 今でいう「ひきこもり」というテーマや (ここでは姉ですが)毒親の絶対的支配というのは 21世紀になってか…