【‘āshūrā’】 イスラムの祭礼のひとつであるが,スンナ派とシーア派とで非常に異なっている。預言者ムハンマドはヒジュラの後,ヒジュラ暦1月(ムハッラム月)の第10日目を断食潔斎の日と定めたとされ,この日をアーシューラーと呼ぶ。これはユダヤ教のヨーム・キップール(贖罪の日)の断食を模倣したものであった。イスラム教団がユダヤ教徒と決別して後は,この戒律は信徒に強制力をもたないものとされた。しかし敬虔なスンナ派イスラム教徒は,アーシューラーの断食潔斎を自発的に行っている。
その年は一人でイランに滞在していた。カスピ海沿岸の町に住むホストマザーと友人を訪ねた後は数年ぶりに国内線を利用してテヘランへ移動してきた。機上から見る夜のテヘランは緑の電飾で溢れ、文字通り宝石のように輝いていた。タクシーに乗り込み空港から出るとすぐにテヘランで泊まる予定の宿のオーナーからSMSと電話を受信した。この年もまた滞在がアーシューラーと被ってしまった。街中は追悼儀礼とそこで振舞われる食事目当ての人だかりでとにかく混雑していた。渋滞で到着が遅れることをオーナーに詫び、タクシーの後部座席で身を沈めると賑やかな外の景色を眺めていた。 その宿はアパートメントのような造りだがシェアハウスに似てお…
●昨夜(7日夜)、いくつかのシーア派地区において政府の規制に反して宗教儀式が行われたこと対し、警官隊が出動しました。 ●今月16日は、イスラム教預言者ムハンマドの命日にあたるため、政府の規制に反して宗教儀式が行われる可能性があります。 1 7日夜、アルバイーン(※1)に伴い、複数のシーア派地区では、政府の新型コロナウィル感染症予防措置に反して、宗教施設の前に集まり或いは行進するなどの宗教儀式が行われました。これに対し、内務省は警官隊を現場に派遣し、集会等を解散させました。現在までのところ、双方の間で衝突が起きたという情報は入ってきておりません。 本日(16日)は、アルバイーン当日ということもあ…
トルコでは、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争に対して、アゼルバイジャンへの支持を叫ぶ右翼的な人たちがデモ行進したりしているらしい。中には、アルメニア教会の前でアゼルバイジャンの国旗を掲げて行進する連中まで現れたため、いくつか新聞のコラムにも「我々の同胞であるトルコ国民のアルメニア人に不愉快な思いをさせないように」といった記事が掲載されていた。 トルコには今でも5万人ほどのアルメニア人のトルコ国民が暮らしているという。マルカル・エサヤン氏のように政権党AKPの議員として活躍している人もいる。全般的に教育水準が高いので、豊かな生活をしている人たちが多いのは事実かもしれない。特に音楽や演劇といった…
●1日あたりの新規感染者数は、引き続き2,000名前後の高い水準で推移しています。また、現在の重症者は、引き続き4,000名前後の高い数値で推移しています。 ●8月30日(日)に実施されました宗教行事「アーシューラー」から約2週間が経過し、その後目立った感染者数の増加は確認されておりませんが、引き続き感染者状況は流動的ですので、更なる感染予防に心掛けてください。 ●10日(木)夕刻、テヘラン市内中心部のイマーム・ホセイン広場において、フランスの出版物がイスラム教の預言者及びコーラン等を批判し、また、フランス政府がこれを表現の自由と表明したことに対する抗議デモが行われる模様です。概ねソーシャル・…
● 1日あたりの新規感染者数は、引き続き2,000名に近い高い水準で推移しています。また、現在の重症者は、引き続き4,000名前後の高い数値で推移しています。 ● 8月30日(日)、イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」が行われ、概ねソーシャル・ディスタンスの下に実施された様ですが、今後感染者の再度の急増の恐れがありますので、更なる感染予防・注意喚起に努めてください。 1 9月3日、イラン厚生省は、新たに1,994名の新型コロナウイルスへの感染が確認され、感染者の総数が380,746(過去7日間で12,950名増加)になったと発表しました(その他の要旨以下のとおり)。 (1)過去24時…
今日は、イスラム暦によるムハレム月の10日目「アーシューラー」の日である。西暦680年のこの日に、イマーム・フサインが「カルバラーの戦い」で殺害されたため、シーア派の人々は「フサインの殉教」を哀悼して盛大な行事を催すようになったという。 私は2014年の11月にイスタンブールで「アーシューラー」の行事を見学した。スンニー派が主流のトルコで、シーア派の人々は多少抑圧を感じていたのか、その鬱憤を晴らすかのような盛り上がりを見せていた。 ウイキペディアにも、「宗教的な感情が最高潮を迎えるアーシューラーの日は、シーア派社会のエネルギーが爆発する日」と記されているけれど、あの「アーシューラーの日」の雰囲…
早朝に起きて少し読書。並行して本を読んでいるためなかなか読み終わらない。読み終えた本や論文は,noteにアップする予定。 午前中に明日会食予定のご家族からキャンセルの連絡があり。聞けばコロナの症状に近いためPCR検査を受けるとのこと。48時間で結果が出るものの,仮に陰性となっても体調が戻るとも限らないので大事を取ってキャンセル。息子も楽しみにしていたので残念。来週になると学校も始まるし,ちょっと予定が見えづらい。息子の予定が空いてしまったので,Ashmolean Museumを予約。 予約の手続きをしているうちに希望の時間が埋まってしまい急いで取り直し。でも,29日は,イスラム教シーア派の宗教…
●イラン国内では、イスラム教シーア派の宗教行事タースーアー及びアーシューラーの開催が予定されております。 ●新型コロナウイルス感染予防及びテロ・一般犯罪に巻き込まれないようにするため、同行事に参加する人混みには近づかないようにして下さい。 1 イラン国内では、29日(土)にタースーアー、30日(日)にアーシューラーが開催される予定です。今般のコロナ禍に伴い、開催規模の縮小は予想されるものの、感染症予防対策を講じながら同行事は開催される見通しです。 2 イラン国内に滞在されている方につきましては、新型コロナウイルス感染予防及びテロ・一般犯罪に巻き込まれないようにするためにも、同行事に参加する人混…
イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」の開催場所周辺には近づかないよう、警戒をお願い致します。 8月30日(日)にダッカ市内の各礼拝場においてイスラム教シーア派による宗教行事「アーシューラー」が開催される予定です。 2015年10月24日には、ダッカ市内バクシ・バザール近くに所在する「Huseni Dalan」前にて、アーシューラー参加者を狙った爆発テロ事件(1名死亡、100名以上負傷)も発生しております。 現時点では、具体的な脅威に関する情報には接していませんが、過去には爆発テロ事件が発生しており、宗教行事はテロ等の標的となりやすいことから、当地在留邦人の皆様におかれましては、不要不…
●8月29日(土)頃は、イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」に当たります。●大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。 詳細は以下のリンク先をご確認ください。 (PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C067.html 出発前には海外安全ホームページをチェック! https://www.anzen.mofa.go.jp/ このメールは在留…