山口・防府の大地主だった種田家。父の遊蕩三昧、女遊びで、母はノイローゼになり自殺。中学時代、俳句に熱中、「文芸同人雑誌」を発行 www.youtube.com はじめに: 郷土からもがれた”根っ子”。 型破りの俳句を生みつづけた「漂泊の生涯」 俳人・種田山頭火には、「漂泊の生涯」という表現がよくついてまわります。わずかながら聞いた覚えもある「分け入っても分け入っても青い山」や「後ろ姿のしぐれてゆくか」といった季語も定型もない俳句は、どんな「漂泊」の人生から生まれたのか。そのじつ山頭火の生き様は、日本中を「漂泊」していたという以外、ほとんど知らないままでした(少なくとも私自身)。 じつは「マイン…