昭和12年、原節子はベルリンで映画『新しき土』の舞台挨拶をしていました 昭和12年の初夏(1937)、「原節子・ベルリン写真通信」が「主婦之友」に連載されました。なぜ彼女がベルリンに行ったかというと、日独合作映画『新しき土』(『Die Tochter des Samurai』)の主役だったから。10代の原節子が鏡で自撮りしてますよ!なんて豪華な自撮りでしょう。 「主婦之友」昭和12年7月号 昭和11年、ドイツの旗が有楽町に。日独防共協定の成立 ここで当時の状況を少しだけ。原節子がベルリンに行く前年(昭和11)、『新しき土』の撮影がすすめられています。そして昭和11年といえば、東京のど真ん中にこ…