2025年3月、京都大学の柏原正樹特任教授に“数学のノーベル賞”とも呼ばれる「アーベル賞」を日本人として初めて授与されることに決まり、報道されました。代数解析学における「D加群の理論」を確立された業績に対して、ということですが、残念ながら私には偉大さが分かりません。なにはともあれ日本人が数学の世界で貢献できたことを共に慶賀したいと思います。 とはいえ、こうして世界的な顕彰制度に日本人が選ばれたときにだけ話題になるのも、何か小市民的なさもしさを感じます。どこのだれであれ、科学や芸術などで世界的・歴史的に大きく貢献した人や組織があれば、その名と業績を理解しつつ敬意を払うべきでしょう。 では日本人の…