中東情勢が緊迫化し、ドーハやドバイ経由の航空便が大混乱に陥る中、意外な国から前向きなニュースが飛び込んできました。長年にわたり内戦が続くイエメンが、6月24日に電子ビザシステム(E-Visa)を正式に開始したのです。 「イエメン?今そんな状況じゃないでしょう」と思われる方も多いでしょう。確かにイエメンは2014年以降、フーシ派と政府軍の内戦により、外務省が「レベル4:退避してください」を発出している危険地域です。日本人旅行者にとっては縁遠い国と感じられるかもしれません。 しかし、だからこそこのニュースは注目に値します。戦争という最悪の状況下でも、国の未来を見据えたデジタル化推進の取り組みが行わ…