高橋紀代、柴田政彦 外傷や医療行為を契機に生じた遺体が長く続く患者のリハビリテーション 総合リハ 2021;49(10):945-950 山田は、「CRPSは何らかの怪我や手術などの外傷をきっかけとして生じるが、その外傷のきっかけが交通事故の被害、暴力被害など他害的なものである場合、手術の執刀医に対する不信が強い場合などでは、これまでいわれてきた「痛みの破局的思考」や「自己効力感」といった痛みを修飾する心理社会的因子に加えて、「不公平感(perceived injustice)」の媒介に配慮する必要がある」としている 慢性痛を診察するには局所のみならず個人の背景まで含めて評価する必要がある。 …