電話のない時代 私の幼少期、イエ電がある家庭は限られていた。 お持ちなのは、お商売家さんやお金持ち、一般家庭ではなかなか手が届かない時代だった。 緊急連絡は電報か、ご近所のクリーニング屋さん。 私の祖父(例の娘Loveの人)の危篤の報は、クリーニンング屋さんが大急ぎで取り次ぎに来てくださった。 黒電話設置 電話加入権は、当時施設設置負担金という名称で、1968年には3万円かかっている。 我が家に黒電話が来たのは、それくらいではなかったか。 当時の物価は、 大卒公務員初任給 ¥25,302 高卒公務員初任給¥18,468 牛乳¥21・かけそば¥70 銭湯¥35・喫茶店コーヒー¥100 新聞購読料…