イグ・ノーベル賞

(一般)
いぐのーべるしょう

[英] Ig Nobel Prizes
イグ・ノーベル賞は、ユーモアがある、かつ考えさせられる発明や研究を称える賞。ノーベル賞のパロディであり、「裏ノーベル賞」の俗称も。
1991年にアメリカの科学誌『Annals of Improbable Research』が創設(編集者のマーク・エイブラハムズが起案)。
「Ig Nobel」は、「Nobel Prizes(ノーベル賞)」と、「Ignobul(品のない、あさましいの意)」を掛け合わせた造語で、コンセプトは"make people LAUGH, and then THINK"。
工学賞、物理学賞、医学賞、心理学賞、化学賞、文学賞、経済学賞、学際研究賞、平和賞、生物学賞等を設定している。ただし、突然新たな分野が新設されることもある。
毎年数千という研究がノミネートされ、自薦でも他薦でもよい。

授賞式

毎年10月、ハーバード大学のサンダーズ・シアターで開催される。式には、本物のノーベル賞受賞者が常連として出席している他、本家のノーベル賞授賞式をパロディ化した趣向が随所にちりばめられている。
受賞者によるスピーチも見どころで、用意された時間は、たったの60秒。制限時間を過ぎると、舞台袖から8歳の少女「ミス・スウィーティー・プー」が現れ、スピーチに夢中の受賞者もお構いなしで、「もうやめて、飽きちゃったわ!」の連呼が始まる。
聴衆もおとなしく聞いているわけではなく、舞台に向けて紙飛行機を飛ばすのが慣わし。それをモップで片付けるのはハーバード大学教授のロイ・グラウバー*1。2005年と2014年以外は毎年登場している。

日本人受賞者

日本は、イギリスと並んで、これまでに多くの受賞者を輩出しており、2007年から2015年まで9年連続で受賞している。

  • 2011年、香りマーケティング協会の田島幸信理事長ら7人が「わさび警報装置」で化学賞を受賞*2
  • 2012年、産業技術総合研究所研究員の栗原一貴さんらが「スピーチ・ジャマー」を開発し「音響賞」を受賞*3
  • 2013年、帝京大医学部外科准教授の新見正則らのグループが「心臓移植したマウスにオペラを聴かせると生存期間が延びた」との実験結果を発表し、「医学賞」を受賞*4
  • 同年、ハウス食品研究主幹の今井真介らのグループも「タマネギの催涙成分をつくる酵素」発見で、「化学賞」を受賞。

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*1:イグノーベル賞を受賞したことはないが、この賞でモップ係を務めているうちに本家本元のノーベル物理学賞を受賞した

*2:http://www.asahi.com/science/update/0930/TKY201109300240.html

*3:イグ・ノーベル賞に日本人 おしゃべり妨害装置 (写真=共同) :日本経済新聞

*4:http://mainichi.jp/select/news/20130913k0000e040136000c.html?inb=ra

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