1986年にナムコがアーケードゲームとして製作したアクションゲーム(もしくはアクションRPG)。前作「ドルアーガの塔」に続く「バビロニアンキャッスルサーガ」第2弾。実際の開発は「ゲームスタジオ」。これは遠藤雅伸をはじめとする「ドルアーガ」開発陣がナムコから独立することにより設立された会社。
前作で悪魔ドルアーガを倒し、恋人カイと聖宝ブルークリスタルロッドを取り戻した騎士ギルだったが、ドルアーガの魔力を失った塔はもとの巨大な廃墟へと戻ってしまった。
天界にブルークリスタルロッドを返還するため、ギルとカイは128個の部屋を擁するダンジョンの脱出を目指す。
一直線の面クリア型だった「ドルアーガの塔」と違って、「イシターの復活」では部屋と部屋とのつながりが、複数の鍵と扉で迷路のように構成されている。また、プレイ開始時にパスワードを打ち込むことで、前回ゲームオーバー時のギル・カイ両人のステータスを継承できるというシステムを導入していた。このため、熱狂的なファンを生み出すが、同時にインカムが極端に悪いゲームとして、早々に店頭から消えるという悲劇の作品ともなった。
後にパソコンやプレイステーションに移植された。