長野県、諏訪と関りの深い金刺氏、武五百建命について取り上げる。次の流れで紹介してく。・金刺盛澄(かなさしのもりずみ)・手塚光盛(てづか みつもり)・金刺氏(かなさしし)・磯城島金刺宮跡(しきしまかなざしぐうあと)・金刺氏の出自・「かなざし」とは・金刺氏・科野国造(しなぬのくにのみやつこ、しなぬこくぞう)・建五百建命(たけいおたつのみこと) ■金刺盛澄(かなさしのもりずみ)平安時代後期の諏訪大社下社の神官・大祝(おおほうり)でかつ武士である。弟は手塚光盛。 金刺盛澄は治承・寿永の乱(1180年~1185年)では源義仲(信濃源氏の武将)の挙兵に従った。源義仲が討伐され、源頼朝によって捕縛されて梶原…