歌手 Ibrahim Ferrer 1927年2月20日、生まれ。2005年8月6日、ハバナで死去。78歳だった。 キューバ東部サンティアゴデクーバ出身。 14歳で伝統音楽ソンのプロの歌手となり、1950年代には人気歌手となったが、その後は仕事に恵まれず、一時は靴磨きをして暮らした。 1997年、後に映画で紹介され世界的なキューバ音楽ブームを起こしたバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に参加した。
私の夢
ヴィム・ヴェンダース=監督、1999年ドイツ・フランス・アメリカ・キューバ ライ・クーダー、イブライム・フェレール、ルーベン・ゴンザレス、コンパイ・セグンド 25年ぶり2回め。音楽の臨場感を求めて、是非劇場で鑑賞したかった作品。 当時、南米から帰ってきたばかりで自分自身も興奮していたせいか、音楽ばっかりでストーリーをよくわかっていなかった。こんな話だったか?スペイン語がわかるとさらに趣深く。音楽が、音楽が、ただただ泣ける。 冒頭とエンディングの曲のタイトルは"Chan Chan"。キューバの哀愁漂うメロディ。ゆったりした踊り。ジルバやタンゴではなく、あの独特な空気。 このバンド、1940年代の…
映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は308本目。タイトルは監督による、2000年作品「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。特典映像としては、「オリジナル予告編」「削除シーン」「フアン・デ・マルコス・ゴンザレス氏インタビュー」「2022年監督インタビュー」で、計50分が収録されている他、遠山純生氏による「解説リーフレット」が封入されている。「2022年監督インタビュー」では、ヴィム・ヴェンダースが「『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のアイデアは、何もなかった。撮り始めるまで何もね。僕のアイデアじゃないんだ。ライ・クーダーの勧めで、1週間前に言われてハバナに…
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(字幕版) イブライム・フェレール Amazon ヴィム・ヴェンダースのドキュメンタリー! 時々見るて、いつも「あんまりピンとこないなあ……」という印象だったんだけれども、なるほどこの題材は叙情たっぷりの映像と編集がバッチリ効果を生むよなあ。 個々のエピソードや音楽への思い入れもすごく良いのだけれども、白眉はやはりカーネギーホール、というかニューヨークの一幕で、ここでニューヨークの街並みとキューバの街並みが対比されるのがすごくいいんだなあ。リムジンに乗ってはしゃぎながらもどこか乗り切れない感じの老人達が、キューバの街並みを流すクラシックカーとのこれ以上ない対比に…