イブン・サウード

イブン・サウード

(一般)
いぶんさうーど

イブン・サウードは通称。一般にはアブドルアジズ(アブドゥルアズィーズ)と呼ばれる。本名「アブドルアジーズ・ビン・アブドルラハマーン・アルファイサル・アール・サウード」*1
サウジアラビアの建国王。「砂漠の豹」。(1880年〜1953年)

略歴

ワッハーブ王国(サウード侯国)の支配者だったサウド家に生まれる。
当時リヤドに逼塞していたサウド家は、さらに蜂起の失敗によってリヤドをも逐われ、イブン・サウードも父親とともにクウェートでの亡命生活を送ることになった。

1902年、わずか40人と伝えられる手勢のみを率いて長駆リヤドを急襲、これを制圧する。ここを足がかりにナジド(ネジュド)地方を制圧してさらに勢力を拡大する。途中第一次世界大戦なども挟みつつ、ついにはハシム家の領有していたヒジャーズをも占領してアラビア半島をほぼ統一、1932年にサウジアラビア王国の建国を宣言した。
以後、多数の部族の割拠していたアラビア半島で、(サウード家の伝統に則り)ワッハーブ派を国教とするイスラーム的な統一国家を築くとともに、(石油収入に助けられながら)近代化にも努めた*2
1953年、73歳で没した。

*1:「サウード家のファイサルの息子アブドルラハマンの息子アブドルアジズ」の意

*2:本人はクウェートでの亡命生活時代やその後の経験から、いわゆる西洋の近代文明の強力さを熟知していたとされる

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