私は子どものころから好き嫌いが多く、給食が嫌で嫌でしょうがなかった。 今でも覚えているが、小学1年生のとき、給食を食べられなかった私は、昼休みになっても遊びに行くことが許されなかった。 掃除の時間になってやっと、同じように牛乳を飲めなかった友人と、牛乳とおかずを交換して、やっと解放されるという毎日を過ごしていた(私は月に1,2回食べられるおかずが出るのでまだ良いほうで、友人のほうは毎日必ず牛乳が出るのでかわいそうだった)。 好き嫌いと言っても、ちょっとした好みの違いでわがままを言っているわけではなく、口に入れると強制的に戻しそうになるのである。 今思えば、体罰にも近い扱いだったなと思うわけだが…