《Ⅱステュアート朝③》 イングランド内戦で王党派に勝利したオリヴァー・クロムウェルは、内戦後、強硬策に打って出て、軍事クーデターを敢行し、自派に対立する最大勢力の長老派を議会から全員追放しました。そして残った50数名の議員のみからなる下院ランプ議会を承認し、イングランド共和国の樹立を宣言したのです。このランプ議会が1649年にチャールズ1世の処刑を執行したのでした。 共和国の指導者となったクロムウェルは議会の急進派も弾圧、中産階級の擁護者となりました。 一方王党派は処刑されたチャールズ1世の子チャールズを奉じて、アイルランドやスコットランドで王位の回復をはかりましたが、これもクロムウェルによっ…