Intercontinental Cup
国際サッカー連盟(FIFA)、欧州サッカー連盟(UEFA)、南米サッカー連盟(CONMEBOL)の主催により、1960年から2004年まで行われていた、UEFAチャンピオンズリーグとコパ・リベルタドーレスの優勝クラブが対戦するサッカーのクラブチーム世界一決定戦のこと。
1957年に欧州のクラブ王者を決めるUEFAチャンピオンズカップ(現・UEFAチャンピオンズリーグ)が開始され、南米でも1960年から南米クラブ王者を決めるコパ・リベルタドーレスが開始。その双方の王者どうしがホーム・アンド・アウェー方式で世界一を決めるインターコンチネンタルカップとして発足。その後サポーターの暴動が起きるようになり(2度、大会中止になっている)、それを嫌い辞退するチームも現れ大会存続そのものがあやしくなった。そこで1980年からスポンサーにトヨタ自動車が付き「トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ」(トヨタカップ)として中立地の日本で一試合で勝敗を決することになった。会場は2001年までは国立霞ヶ丘陸上競技場、2002年から横浜国際総合競技場。
2005年から全大陸のクラブチャンピオンが参加するFIFAクラブ世界選手権(2006年からFIFAクラブワールドカップ)が開催されるため、それに統合される形で2004年大会を最後にその幕を閉じることになった。
(太字は優勝クラブ)
回 | 年 | 欧州代表 | 南米代表 | |
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第1回 | 1960年 | レアル・マドリーCF(スペイン) | CAペニャロール(ウルグアイ) | |
第2回 | 1961年 | SLベンフィカ(ポルトガル) | CAペニャロール(ウルグアイ) | |
第3回 | 1962年 | SLベンフィカ(ポルトガル) | サントスFC(ブラジル) | |
第4回 | 1963年 | ACミラン(イタリア) | サントスFC(ブラジル) | |
第5回 | 1964年 | FCインテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア) | CAインデペンディエンテ(アルゼンチン) | |
第6回 | 1965年 | FCインテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア) | CAインデペンディエンテ(アルゼンチン) | |
第7回 | 1966年 | レアル・マドリーCF(スペイン) | CAペニャロール(ウルグアイ) | |
第8回 | 1967年 | セルティックFC(スコットランド) | ラシン・クラブ(アルゼンチン) | |
第9回 | 1968年 | マンチェスター・ユナイテッドFC(イングランド) | エストゥディアンテス(アルゼンチン) | |
第10回 | 1969年 | ACミラン(イタリア) | エストゥディアンテス(アルゼンチン) | |
第11回 | 1970年 | フェイエノールト(オランダ) | エストゥディアンテス(アルゼンチン) | |
第12回 | 1971年 | パナシナイコスFC(ギリシャ)*1 | ナシオナル・モンテビデオ(ウルグアイ) | |
第13回 | 1972年 | AFCアヤックス(オランダ) | CAインデペンディエンテ(アルゼンチン) | |
第14回 | 1973年 | ユヴェントスFC(イタリア)*2 | CAインデペンディエンテ(アルゼンチン) | |
第15回 | 1974年 | アトレチコ・マドリー(スペイン)*3 | CAインデペンディエンテ(アルゼンチン) | |
第16回 | 1976年 | FCバイエルン・ミュンヘン(西ドイツ) | クルゼイロEC(ブラジル) | |
第17回 | 1977年 | ボルシア・メンヒェングラートバッハ(西ドイツ)*4 | CAボカ・ジュニオールズ(アルゼンチン) | |
第18回 | 1979年 | マルメFF(スウェーデン)*5 | オリンピア・アスンシオン(パラグアイ) |
回 | 年度 | 欧州代表 | 成績 | 南米代表 | |
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第1回 | 1980年 | ノッティンガム・フォレストFC (イングランド) |
0-1 | ナシオナル・モンテビデオ (ウルグアイ) |
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第2回 | 1981年 | リヴァプールFC (イングランド) |
0-3 | CRフラメンゴ (ブラジル) |
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第3回 | 1982年 | アストン・ヴィラFC (イングランド) |
0-2 | CAペニャロール (ウルグアイ) |
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第4回 | 1983年 | ハンブルガーSV (西ドイツ) |
1-2(延) | グレミオ (ブラジル) |
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第5回 | 1984年 | リヴァプールFC (イングランド) |
0-1 | CAインデペンディエンテ (アルゼンチン) |
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第6回 | 1985年 | ユヴェントスFC (イタリア) |
2-2 4PK2 |
AAアルヘンティノス・ジュニオールズ (アルゼンチン) |
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第7回 | 1986年 | FCステアウア・ブカレスト (ルーマニア) |
0-1 | CAリーベル・プレート (アルゼンチン) |
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第8回 | 1987年 | FCポルト (ポルトガル) |
2-1(延) | CAペニャロール (ウルグアイ) |
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第9回 | 1988年 | PSVアイントホーフェン (オランダ) |
2-2 6PK7 |
ナシオナル・モンテビデオ (ウルグアイ) |
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第10回 | 1989年 | ACミラン (イタリア) |
1-0(延) | ナシオナル・メデジン (コロンビア) |
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第11回 | 1990年 | ACミラン (イタリア) |
3-0 | オリンピア・アスンシオン (パラグアイ) |
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第12回 | 1991年 | FCレッドスター・ベオグラード (ユーゴスラビア) |
3-0 | CSDコロコロ (チリ) |
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第13回 | 1992年 | FCバルセロナ (スペイン) |
1-2 | サンパウロFC (ブラジル) |
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第14回 | 1993年 | ACミラン (イタリア)*6 |
2-3 | サンパウロFC (ブラジル) |
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第15回 | 1994年 | ACミラン (イタリア) |
0-2 | CAベレス・サルスフィエルド (アルゼンチン) |
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第16回 | 1995年 | AFCアヤックス (オランダ) |
0-0 4PK3 |
グレミオ (ブラジル) |
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第17回 | 1996年 | ユヴェントスFC (イタリア) |
1-0 | CAリーベル・プレート (アルゼンチン) |
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第18回 | 1997年 | ボルシア・ドルトムント (ドイツ) |
2-0 | クルゼイロEC (ブラジル) |
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第19回 | 1998年 | レアル・マドリーCF (スペイン) |
2-1 | CRヴァスコ・ダ・ガマ (ブラジル) |
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第20回 | 1999年 | マンチェスター・ユナイテッドFC (イングランド) |
1-0 | SEパルメイラス (ブラジル) |
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第21回 | 2000年 | レアル・マドリーCF (スペイン) |
1-2 | CAボカ・ジュニオールズ (アルゼンチン) |
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第22回 | 2001年 | FCバイエルン・ミュンヘン (ドイツ) |
1-0(延) | CAボカ・ジュニオールズ (アルゼンチン) |
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第23回 | 2002年 | レアル・マドリーCF (スペイン) |
2-0 | オリンピア・アスンシオン (パラグアイ) |
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第24回 | 2003年 | ACミラン (イタリア) |
1-1 1PK3 |
CAボカ・ジュニオールズ (アルゼンチン) |
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第25回 | 2004年 | FCポルト (ポルトガル) |
0-0 8PK7 |
CDオンセ・カルダス (コロンビア) |
*2:欧州王者AFCアヤックスは出場辞退
*3:欧州王者FCバイエルン・ミュンヘンは出場辞退
*5:欧州王者ユヴェントスFCは出場辞退
*6:欧州王者オリンピック・マルセイユが欧州王者としての活動を禁止されたため
各大陸の代表が集う世界一決定戦。