昨日、英国王立防衛安全保障研究所の人が訪ねてきたことを紹介したが、今日は経団連の会合に危機管理学部の教授と、公安調査庁の部長を招いた会合に参加した。教授は英国の情報管理の状況を説明し、部長はこの1年日本に加えられたサイバーリスクを総括してくれた。 英国では2016年にサイバー攻撃を、テロ・自然災害・軍事衝突と並んだ国家安全保障上の最重要課題と位置付けた。それに対して政府の複数の機関が連携するが、通信傍受なども行う情報機関の役割は大きい。ただし情報機関の暴走を防ぐため、国会によるチェックのほか司法のチェックも加えている。 積極的サイバー防御(ACD*1)は行っているが、これは「反撃」ではない。あ…