Into the Wild
1990年の夏。優秀な成績で大学を卒業した22歳の青年クリス・マッカンドレスは、裕福な家族に何も告げず、無一文でアラスカへの旅に出る。行く先々で人々との交流を深めるクリスに対して、残された家族は彼の身を案じ、帰宅を待ちわびるのだったが。 ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクションの映画化。
荒野へ (集英社文庫)
オリジナル・サウンドトラック“イントゥ・ザ・ワイルド”
記念すべきショーン・ペン第1回監督作品について 俳優として大成功、監督業でも評価が高いショーン・ペン。最新作の「フラッグ・デイ 父を想う日」公開を控え、ショーン・ペン作品をみなおしている人も多いはず。新作では、待望であった初の監督・出演を果たし、実娘ディラン・ペンと父娘役で初共演という試みがなされており、ファンとしては期待値が高い。監督デビュー作には監督の全てが詰まっているとよくいうが、本作にもそれは当てはまる。今回は最高に無骨な映画「インディアン・ランナー」について振り返ってみたい。 目次 映画【インディアン・ランナー】監督デビュー作には監督の全てが詰まっている 映画【インディアン・ランナー…
イントゥ・ザ・ワイルドについての前回の記事で、日本での公開時期(2008年9月)に関連して自分がどんなことを思っていたのか、もはや思い出せないことを書きました。社会的な成功に対して、どちらかというと背を向ける(ひねくれた?)性格であるため、主人公にとても共感したことは間違いないですし、それは今見ても同様でしょう。 気になるのは世界金融危機の影響が自分の心理にどう影響したのか。株安によって自身の金融資産が減っていたので「引退時期が遠のいたなあ」と思いながら見ていたのか、はたまた雇用の安定に不安を感じていたのかもしれません(世界金融危機後は企業のリストラが相次ぎました。年越し派遣村が始まったのもこ…
タレントのヒロシさんがキャンプをするテレビ番組の冒頭で使われている曲がとても印象的で、調べたところ、Eddie Vedderという人の曲であることが分かりました。このお方、パール・ジャムというバンドのボーカルとして知られている人で、ファンの方も多いことと思います。 と、ここまでなら「ふーん」で終わる話ですが、この曲がイントゥ・ザ・ワイルドという2008年に公開された映画で使われていたことも分かり、驚きました。この映画、当時とても印象に残っていたのです。物質的な社会に疑問をいだいて放浪する若者が主人公で、当時20代だった自分の気持ちにとても合った映画でした。2008年は世界金融危機が起こった年、…
「『ダイバージェント』シリーズや『ドローン・オブ・ウォー』などのゾーイ・クラヴィッツが主演を務めたクライムドラマ。ギャングの金を隠していると疑われ、組織に追われて逃げ場を失った女と、偶然彼女を助けた男の逃避行を描く。ゾーイふんするヒロインと行動を共にする青年を『イントゥ・ザ・ワイルド』などのエミール・ハーシュが演じるほか、『ヴァンパイア・アカデミー』などのゾーイ・ドゥイッチ、『ブルックリン』などのエモリー・コーエンらが共演」シネマトゥデイ なんとも評価が難しい作品です。 酷くはないのですが、面白くもないという・・・。 興味のあるかたは、観てみてください。微妙ですから(笑)。 それでは・・・・。…
イントゥ・ザ・ワイルド [DVD] 基本情報 あらすじ ネタバレあらすじと感想 最後までのあらすじ 「どう感じたらいいかわからない」のは何故なのか? 人生変わった度 基本情報 公開:2008年 監督:ショーン・ペン 脚本:ショーン・ペン キャスト:エミール・ハーシュ(クリストファー・マッキャンドレス) ジェナ・マローン(カリーン・マッキャンドレス )マーシャ・ゲイ・ハーデン(ビリー・マッキャンドレス)ウィリアム・ハート(ウォルト・マッキャンドレス) 上映時間:148分 あらすじ <以下、DVD紹介文より引用> 1990年夏、大学を優秀な成績で卒業したクリストファー・マッカンドレスは、ハーバード…
先のブログでも少し書きましたが、年度末に業務の締め切りを迎える方は多いと思います。ボクもそうで、年が明けてからは現在まで、多くても休みは日曜日の1日だけで、祝日・祭日は休めず、さらに状況に応じて日曜日も出社するという、地獄の3ヵ月を迎えます。こういうライフ(ワーク)スタイルになってはや10年以上が経ちますが、そういう話をすると、やれブラックだ、振休はないのか、鬱にならないのかなどなど、極めて悲観的な見解が多いと思います。 ですが、そういう生活があってこそ、1日の休みのありがたみや、少ない時間の中でのリフレッシュの心地よさ、読書の楽しさ、映画のすばらしさ、あるいは奥さんの作ってくれるお弁当のあり…
アラスカの自然 周りに誰もいない、大自然の中で暮らしてみたいと思ったことはありませんか? この記事では、そのような大自然での自由な暮らしに憧れてアラスカに旅をしに行き、そのまま戻ることなく亡くなってしまった男をご紹介します。 本記事は主に英語版Wikipediaを要約して紹介しています。
2023/2/13(月)
夏に仕事の繁忙期があって、毎日自宅から片道1時間半かけて通勤しつつ、定時後もバリバリ残業をこなすような生活がしばらく続いて、立て込んでいた仕事がひと区切りついたころ、どこか遠いところでぼーっと過ごそうと思い仙台空港行きのチケットを取った。10月初旬のことだった。 西日本で生まれ育った人間の「遠くへ行きたい」という欲求は、しばしば東北方面へ向かうことが知られている。また、ちょうど漫画家のつげ義春の旅行エッセイを読んでいて、東北地方の温泉地に興味を持っていたというのもある。 蒸発という言葉が似合うつげの衝動的で刹那的な旅と放浪の記録を読むと、「どこか行くか」と思い立ったその日に何も考えずふらっと旅…
2月14日はバレンタインデーですね。 これを見ている男子諸君はソワソワしているんではなかろうか? 今年35歳の僕が、あの頃の自分に伝えたかったことを書いていくので、あなたもその気になって読んで、僕を反面教師にしてくれるとありがたいんだぜ。 さぁ、俺の屍を越えてゆけ。 小学生時代 小学校低学年では特にモテるわけでもなかったが、運動神経は良い方で、サッカーのクラブチームに入ったり、休み時間はドッヂボールばかりしてましたね。投げるか蹴るか、どっちかにしたらどうかしら? 4年生から始まるクラブ活動ではバスケットボールクラブ、5、6年ではドッヂボールクラブ所属していましたね。 高学年、特に6年生になると…
月の一度の恒例のやつをいまから書きます。新作映画の感想を書きます。今月はもぐもぐしたのが多めなので2回に分けて書きます。よくできましたと褒めてもらえるように頑張って書きます。 『フラッグ・デイ 父を想う日』 ロクに定職にも就かず、というか就いても即辞めて「オレはプーさんとハチミツ探しの冒険して一発当てるぞーッ!」的なことばかりやってる父と、そんな父に振り回されながらもなんだか嫌いになれないでいる娘の関係を描いたお話。ショーン・ペンひさびさの監督(兼・主演)作で、過去にも『イントゥ・ザ・ワイルド』や、それからこっちは監督してないけど『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』だとか、とにかくショーン・…
休日の早朝に公園へ行ってみたんですよ 氷を見るために まぁ子供はまだ眠いと言ってたのでそのまま寝かせておきましたけど (前日まで行く気満々だったのに…) 早朝といっても既に朝の7時で普段起きる時間とあまり変わらないんですが、休日ゆっくり休みたいのは子供も同じなんでしょう 氷を見たがる変人は私くらいかと思ったらカップルが一組 思わずびっくり 安物の缶コーヒーを持った部屋着姿のアラサーおじさんが雰囲気を害しては台無しなので20メートル程のソーシャル・ディスタンスをとりながら静かに氷を眺めました(やや人工的な風景とはいえ風情があります) それにしても早朝の公園デートとは、結婚してから子育てやらコロナ…
仕事終わりの終末に、10年くらい前に見た映画を思い出した。 イントゥ・ザ・ワイルド。 物質社会を嫌った、裕福な家庭で育った青年が身分を捨てて荒野へ向かう話。 今、自分の立場から思い返してみると主人公のことを「青臭い」なと思ってしまう。 恵まれた立場にいると、そのありがたみを感じることができないだけ。 結末はとても印象的。生の虚しさ・厳しさというか、そういうモノが胸に迫ってくる。 なんでこの映画のことを思い出したのだろう。 漫画「金の国 水の国」が映画化される。今月から? ブログなどで紹介されていて気になって最近読んだ漫画 主人公たちを応援したくなってしまう良漫画! ある場面での「名言」はとても…
皆さん、こんにちは。 年明けから少しづつ自分たちでできる範囲でリフォームしてます。素材選びや出来上がりの想像など楽しいです。素敵な壁紙だとか塗料は、色合いや模様が絶妙で、大体が海外製なんですね。海外の方は自分たちで住まいをリフォームする文化が根付いているからなのですかね。 【イントゥ・ザ・ワイルド】思わず旅に出たくなる映画 【中古】 イントゥ・ザ・ワイルド/エミール・ハーシュ,ハル・ホルブルック,キャサリン・キーナー,ショーン・ペン(監督、脚本、プロデューサー),ジョン・ジョンソン(原作),エディ・ヴェダー(音楽、歌曲),マイケル・ブルック(音楽),カーキ 【中古】afb価格: 4400 円楽…
傑作が多かった 『フランス』様々な"顔"で魅せるレア・セドゥの独壇場。ジャーナリズムを虚栄心を満たす場だと思っていそうな人気キャスターを演じる。「撮る」という暴力を行使し、自らもそれに曝されながら次第に"顔"の切り替えが効かず崩壊していく。彼女の名が"フランス"である故の切れ味ある着地が良い。 pic.twitter.com/Ygn5qv4oC3— Taku (@glaneurs_et_al) 2022年12月1日 『ザ・バットマン』や『ジョーカー』が作られたように,独立作やユニバース作品がごちゃ混ぜでも個人的には良い(一般客向けではないが)ので,カヴィルのスーパーマン映画も平行して作ってほし…
三連休の最終日、いかがお過ごしでしょうか。成人の日だそうですが、私は成人式の時、人生のすべてが投げやりすぎて何のウキウキ感も希望もありませんでした……。 ……と、そんな昔のことでナーバスになったところで別に何もないので、ドールマリアさんおよびマリアさんと一緒に、とにかく今という時を楽しく生きたいと思います。「とにかく今、楽しい!」と思うことも少なかった人生ですからね。子供の頃から漠然と1秒先も不安に感じることが多かった気がする。アニメとかゲームとかで現実逃避はたくさんしてきましたが、今にして思えば、それは本当にただの逃避場所だったんですよね……そう思う。では、今の「マリアさんマリアさん(*^-…
実話に基づくベストセラーノンフィクション 2007年刊行作品。筆者のジョン・クラカワー(Jon Krakauer)は1954年生まれの作家、登山家、ジャーナリスト。 オリジナルの米国版は1996年刊行で原題は『Into the Wild』。もともとは、米国のアウトドア雑誌「Outside」に掲載された1993年の記事を加筆修正のうえで書籍化したもの。全米でベストセラーとなり、その後30の言語に翻訳されている。 わたしが読んだ日本版は2022年7月の時点で第11刷となっていた。日本国内でも長期に渡って売れ続けている作品となっている。 この本で得られること 若さゆえのあやまちについて改めて考えるこ…
【2023年1月1日 追記・更新】 Netflixでおっぱい(乳首)が見たい。官能的な良作が見たい。人が愛し合う物語が見たい。エロいけど勉強になるドキュメンタリーが見たい。そんな方々のために。
仕事を休んで1ヶ月と半分が経ったが、この期間かなりおれらしく精神が活動している感じがする。数年働いて仕事を辞めて少し休み、数年働いて仕事を辞めて少し休み、を繰り返して20代が過ぎたが、おれがおれで居られる瞬間って、仕事に就いている合間のなんとか掴み取った一握りの時間しかないのかと思うと、生きてるってことについてかなり色々と思う。 『イントゥ・ザ・ワイルド』という映画を友人に勧められて視聴した。観終わった直後はそこまでの衝撃は無かったものの、しばらく経ったが何度も思い返し反芻する。人が人らしく生きるために足掻き自由を手にしようとする若者の映画。実話を元に制作されたらしい。カメラという第三者視点か…