アラビア半島東端に位置する港町。現在のオマーン国の首都。ペルシア湾の入口に位置し、ペルシア湾とアラビア海、インドなどを結節する海上交通の要衝。16世紀にポルトガルの拠点となり、後にヤアーリバ朝やブーサイード朝の下、インド洋海域における交易の一大中心地となる。 ポルトガル人来航以前 16世紀のマスカットの絵図 城砦の増設と教会 急速な都市化 ポルトガルによる通商支配 ヤアーリバ朝の進出 海洋帝国の拠点 参考文献 ポルトガル人来航以前 1347年(貞和三年)4月、モロッコ出身の旅行家イブン・バットゥータは、インド西岸のカーリクートからインド洋を船で渡って南アラビアのザファーリに至る。そこから別の船…